かんさつにっき・20230618
剛田くんが家にきてから一週間が経った。
ぼちぼちこの空間にも慣れてくれたかな、ということで鉢に植え替えた。
剛田くんの詳しい名前は、イラクサ科ピレア属ピレア・ペペロミオイデス。原産地は中国(西インド諸島との表記もあるが)。
暑さには強いが、寒さにはやや弱い。
一年を通して明るい日陰を好む。直射日光は葉焼けの恐れあり。
なんとも微妙に、親近感。
ちょいと肉厚な丸い葉が可愛らしい剛田くんは、案外陰キャなのかもしれない。
水やりも控えめで、土が乾いてからたっぷりと。冬にはやや乾燥気味の方が良いらしい。
ネットで調べた知識でその通りにやっているのだが。
葉っぱの数は増えたが、ピンと広がらず丸まっている。
日光が足りないのか、または強すぎるのか。
水が多すぎるのか、乾燥させ過ぎなのか。
我が身に宿る『赤の手』の能力の所為なのか……。
初めてお迎えしたので手のかけ具合が分からない。
植物にも心があって声をかけると成長に良いと聞いたので、
朝に「おはよう、剛田くん!今日は曇りだねぇ〜!」
晩に「グンナイ、剛田くん。良い夢を見るのだよ…」
合間に「調子はどうだい、剛田くん。カワイイねぇカワイイねぇ」
と初孫のように愛でているのだが、構いすぎでウザがられているのかもしれない。
お迎えしてようやく一週間。まだまだ慣れない他人の家で緊張しているのだろうか。
もっと打ち解けるように、更にアプローチ方法を変えてお近づきになったほうが良いか。または思春期を迎えつつある子のように、もう少し距離をおいて接したほうがいいのだろうか。
剛田くん、君の意見を聞かせて欲しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?