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天候よ、味方であれかし

やたらめったら強風でいろんなものが舞い上がる本日。
出掛けにきちんとセットした(嘘)髪も一瞬でボサノバになり、砂埃なんだか黄砂なんだか、いや多分花粉だろう、目が痒くなるわ鼻はグズグズするわ、天気がいいのにちっともお出かけ日和ではない。

そんな今日、日本で一番砂埃が舞っているのは神戸、甲子園球場であろう。
春のセンバツが今日開幕。
熱心に白球を追いかけているわけではないが、スポーツに打ち込む人の姿は文句なしに良いものだ。頑張れ、若人。

今日の強風が味方となるか、敵となるか。天候も考えなければならないのが野球に限らず屋外スポーツの大変なところ。ただ夏の大会と比べると過酷さはやや軽減されているだろう。
伝統や学生の本分である勉学スケジュールを考えると夏に開催する意義は十分あるのだろうが、ここ数年の殺人級気温を考えると「もう勘弁したってやぁ……」といっそ気の毒になってしまう。
もし考慮されて夏の甲子園が時期変更になったら、あだち充に育てられた勢としてはやや悲しいけれど、やっぱり命には代えられない。そのくらい、昨今の夏は殺意が強い。

天候との戦いは野球に限った話ではない。
例えばテニス4大大会、全豪オープンなども対戦相手以上に暑さとの戦いになる。熱々のフライパンの上で調理されるが如く、マラソン。ゴルフだって酷い雨が続けば当然開催できまい。
かといってすべてがドームや屋内になってはつまらないし、自然の中でしかできないスポーツも沢山ある。山のない箱根駅伝なんて論外だ。

スポーツも、日常の生活も、日々の糧も、すべては大自然の気分次第。
今年になった矢先から人間にとってやたら厳しいことが多いのは、これまでの行いに対するしっぺ返しなのか。
大いなる自然、我らが隣人様、どうか敵となることなかれ。



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