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「しなくちゃ」の効能

約1億5000万km先から愛を込めて
ラブレター from アポロン
太陽フレアの頻発する今日このごろ。

皆様におかれましてはいかがお過ごしであろうか。
こちらは目下GWの名残、積読本の消化ままならず。
急ぎの用事はなし、
遊びの予定もなし、
なんとも自堕落かつ無生産な日々を過ごしている。

人間、なにかしら外せない要件があれば多少の体調不良は御して遂行するものである。世界基準で生真面目と称される日本人は特にその傾向が強い。
一応自己PRに「真面目」と記載し続けたものであるので、ご多分に漏れず自分もそう。だと思う。
ただそれも何かしら外界からの強制力がなければ、の話。

用事も予定も計画もないと途端に「真面目」の仮面は剥がれ、「自堕落」が主張をし始める。
おそらく「真面目の仮面」は「真面目な周囲」に合わせて長い年月かけて身につけた化けの皮であり、本来の性は後者なのだろう。
「真面目な周囲」に合わせる必要がなくなるやいなや、気の所為なんだか本当なんだかわからない体調不良も出てきて、ここぞとばかりお家ダイスキ引きこもりである。

そんな風に「真面目」の化けの皮が剥がれかけている人間に処方されるべきは「しなくちゃ薬」なのだろう。

仕事をしなくちゃ
職場に行かなくちゃ
何時までにこれをしなくちゃ
何日までにあれをしなくちゃ

薬の効能は多岐にわたる。

朝は目覚ましで起きなくちゃ
ご飯をしっかり食べなくちゃ
身だしなみを綺麗に整えなくちゃ
お風呂にちゃんと入らなくちゃ

時にこの薬は効きすぎの劇薬になりうるけれど、
この世は何でも『過ぎたるは及ばざるが如し』

「真面目な周囲」に迷惑をかけないよう、
適度に「しなくちゃ薬」を処方してくれなくちゃ、
化けの皮もろくに被れやしないのだ。


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