蛯澤 俊典

理工系大学院修了後、JTB入社。法人・教育旅行の営業、提携販売、着地型観光コンテンツ開…

蛯澤 俊典

理工系大学院修了後、JTB入社。法人・教育旅行の営業、提携販売、着地型観光コンテンツ開発やデータマーケティングに従事。その後、中央日本エリアの広域連携DMOで戦略策定、デジタル/データマーケティングの専任担当部長として観光地マーケティングを進めている。経営学修士(MBA)取得。

最近の記事

地域のDMOが抱えるデータ利活用の現状

これまで現広域連携DMOの職員として、訪日旅行におけるタビマエ~タビナカでのエリア内のコンテンツとそのアクセス手法(回り方)、予約導線をプランニングサービスという形で提供するとともに、地域のDMOや行政に対してデータ利活用環境の整備や訪日インバウンドの動向データ分析サービス等を行ってきました。 ここでは、これまでの経験を踏まえ、地域のDMOにとって必要なデータ利活用の現状と課題、対策について論じたいと思います。 現在、経産省のDX補助支援も受け、管轄するエリア内にある

    • 広域連携DMOとその取り組み

      広域で戦略策定をするために、広域エリアでデータを一元的に管理できる「中央日本総合観光機構を司令塔とする枠組み」を作る。 そんなとても大きな、でも少しふわっとした内容の決議が、決まったのが今年の初頭。そこには、エリア内の各県の副知事や国立大学の学長や総長クラスが一堂に会していました。 この会合の主催は中部経済連合会(以後、中経連)で、中部地域の経済界のトップである中経連の水野会長が仕切り、エリア内では、最も産官学の上層部が集まる会議体での決議に、私は否が応でも新しい枠組みに

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