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生理痛

私は生理に対しては割とオープンに話すタイプだ。産まれてこの方、生理を”恥ずかしい”と認識したことが一度もないためである。

生理痛、経血量、PMSなど、生理にまつわるトラブルには毎月頭を悩ませている。ときには「生きづらさ」を感じ、子宮なんていらないとボロボロ涙を流すこともある。

さて、私は現在進行形で生理痛に苛まれているのであるが、ひとえに生理痛と言ってもその症状は人それぞれである。一般的には下腹部の痛みを指す場合が多い。私の場合、生理痛というとそれよりも「股関節の痛み」を指す。

この場合の「股関節」と呼んでいる部位が本当に「股関節」であるかは不明だ。「股関節」というと太ももの付け根の辺りを想像するかもしれないが、痛むのは膣の周りの骨である。正しい名称を私は知らないため、股関節と呼んでいる。膣の周りと言われても男性陣には想像しづらい箇所かもしれない。同じ痛みを抱える女性であれば、画面越しに分かる分かる、と首を縦に振ってくれているだろうか。とにかく、下腹部の痛みに加えて関節の痛みが苦しいのだ。

この骨の痛みは何とも形容し難い。痛くてじっと立っていることが苦痛である。動き回るか、座ったり、横になるとその痛みは全くなくなるのが不思議だ。じっと立っている時にのみ発生する痛み。例えば、電車の待ち時間などになるとどうしようもない。無理やり骨を引っ張られているような痛みがじわじわと蝕んできて、思わずその場に座り込んでしまいたくなる。

これらの痛みは効能に「生理痛」と書かれた薬を飲めば大抵は効くが、二十歳を超えてから生理痛は年ごとに増し、段々薬の効きが悪くなっていることもまた事実である。





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