ウィリアム・ギブスン、パッド・キャディガン『エイリアン3』の読書メモ(またの名をひとり読書会) 23-33章

23章

・タリーの部屋にスペンスが見舞いに行く。デコンタミ(除染作業)の後、様子を見に。ドアを叩いても返事がないのでコードを使いドアを開ける。部屋はぐちゃぐちゃ。脱ぎ捨てられたラボのコート。研究者が最もやってはいけないこと。また処分したはずのバッヂが、真っ赤になって発見。何かがおかしい。
・ヒックスの下にロゼッティが来る。エイリアンを殺し損ねたのかとヒックスが聞くと、そうだと答え、ヒックスとビショップの協力が必要だと頼む。

24章

・ヒックスとウォーカーはジープに乗ってタリーの信号が発せられている場所へ向かう。人気のない建設現場。ビショップは、デコンタミがうまく行かなかったことに気づいたタリーが他の人の命を救うために人気のないところへ移動したのではないか「勇敢だ」と言う。何かの陰が目に入り近づいてきくヒックス。黒い沼のような中に何かいる。すぐそばにタリーはいると信号は伝えるが姿が見えない。ふと昔のことを思い出し上を見ると上から何がが落ちてきて、ウォーカーは悲鳴をあげる。

25章

・ヒックスとウォーカーは辛くも脱出。乗ってきたジープでエイリアンから距離を取ることに成功。指令部からは何があったかと聞かれる。
・UPPの様子。エイリアンが複数誕生していて住民を殺して回る。ララ・ブラウンとサルソフ。ブラウンは繭に閉じ込められフェイスハガーの餌食に。横に生きたままのサルソフがいて、ラッキーはサルソフにもブラウンと同じ苦しみを味合わせたいとも思う。ほどに今回の研究者たちの振る舞いには怒りを覚える。アショックと一緒に逃げるが…。
・ヒックスとウォーカーは司令部にもどる。ウォーカーはエンジニアとして使えるものを作るという。ビショップはUPPと連絡をとり、様子を聞く方が良いという。ロゼッティはその提案に乗る。

26章

・ロゼッティたちはどうやってエイリアンを始末するか考える。メイデイを出して近くの船に来てもらい、その後アンカーポイントを破棄する。核攻撃は軍縮条約を批准してるのでできない。ビショップは今すぐに破壊しないとヤバいぞという。感染性。以前にみたエイリアンとは変化している。再生産する力が増している。核攻撃はできないが、核融合炉を使って自爆はできる。
・ロジーナからの信号をキャッチ。ラッキーが経緯を説明している。領域に入ってきた外国の船に乗り込み、そこで得たエイリアンのサンプルを培養した。試験管に入れていたが破損。どんどん増える。感染性。ロジーナはもうダメである。
・アンカーポイントでは、監視カメラが映らなくなり、ヒックスがそれを見にいく。ライフルを持って。

27章

・タリーを失って悲しむスペンス。悪寒?
・アショックが身を挺して守ってくれたラッキー。その彼女も追い詰められる。
・ヒックスはリプリー(意識はもどらない)を病室から勝手に連れ出し脱出用カプセルに乗せてアンカーポイントから発射する。感染はしていないはず。リプリーはもう十二分に酷い目にあってきた。これ以上は流石に付き合わせるわけにはいかない。

28章

・ヒックスが精鋭部隊?の海兵隊員5名と一緒にエイリアンがいると思われる区域に行く。ねばねばの粘液で固められ、クイーンが卵を産んでいる。換気扇の近くで、感染物質を撒き散らそうとしている。間一髪で止めたのか? 迫撃砲の準備に手間取り、火炎放射器で攻撃するが、多勢に無勢、気がつけばヒックス以外は全滅。

巨大な換気扇は映画『エイリアン3』でも出てくる。でも逆に言えばこれくらいしかアンカーポイントと惑星フューリーの共通点ないかも。

29章

・ロジーナステーションでラッキーがエイリアンから逃れて脱出艇に乗り込む。間一髪でUPPのニコライ号が核攻撃を開始。ステーションは破壊。
・アンカーポイントではその様子を見ている。メイデイを出す。

30章

・ウォーカーがアンカーポイントの街を歩く。人のいないバーで酒を飲む。エイリアンが襲ってくる。事前にリモート操作を可能にしていたパワーローダーを遠隔操作して倒す。一息ついたら自分の体が痛みだし、エイリアンが内部から出てくる。感染経路は?
・スペンスがマダガスカルポケットのサルに食べ物をあげにくる。動物がいない。不穏な感じ。無数のエイリアンの繭。エイリアンが襲ってくる。エイリアンは尻尾にリングをつけている(?)。

パワーローダーは映画『エイリアン2』でおなじみである。これが逆転の最終兵器になるのか? リモート操作できるウォーカーはここで絶命なので、それは難しいのか。

31章

・ヒックスが帰ろうとしている。ウォーカーが最後にいたバーでローダーの残害を発見。パルスライフルも。エイリアンの繭に捕らえられた人。車でスペンスがやってきて合流。スペンスは恐慌状態。

32章

・司令部に戻ってきたヒックスとスペンス。警備任務の2人のマリーンのうちの1人オブライエンがエイリアンを産む。腹から新種が半ダース出てくる。逃げ出す全員。アンカーポイントを核融合パッケージで破壊するようにヒックスはいうがジャクソンはしないという。食い下がると、できないのだという。
・エイリアンから逃げだし、避難訓練の体で他の住人と合流。30人くらいいるはずのところ6人のみ。ビショップは別行動で核融合装置を起動させにいく。ジャクソンは事情は説明せず避難開始。

33章

・ヒックスは海兵隊員2人と協力して住人(といっても6人)を退避させる。途中、エイリアンが近づいてくる気配があったので時限爆弾を通路に仕掛ける。住人は何が起こっているのか気になるが、事情は伏せたまま。体調が悪化するものも。空調も壊れ空気も悪くなっている。
・ビショップはモールでエイリアンの集団のクイーンに遭遇。クイーンから間一髪で逃げる。運搬用エレベーターに逃げ込む。

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