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2015年4月の記事一覧
言葉がひとりで歩くとき
僕を離れ、ひとり歩く。
地図もなく、コンパスも持たず。
それはまるで根無し草のよう。
百代の日々を彷徨って。
時には、尾ひれを着飾って。
時には、無自覚に人を傷つける。
時には、とにかく愛を囁いて。
時には、打ちひしがれた君を鼓舞する言葉を運ぶだろう。
ありがとう、さようなら。
廃れた言葉が風に舞う。
誰のものでもない風になる。
マゾスティックゴールド
まさかり跨いで きんたろう
くまを担いで お馬の稽古
Hey! Show! Do! Do! Hight Do! Do!
Hey! Show! Do! Do! Hight Do! Do!
ジュウリョクノカイカ
ざらついたアスファルトの上に、
雨にちぎられて流されるあなたを見た。
私はきっと溺れているのだと、そう思わずにいられなかった。
でも、綺麗なまま自由を手に入れて、
今に見られなくなる風景を見れたなら、
あなたは一秒先の未来にときめいていたんだ。
色褪せる残り香が真実の恋を知り、胡散臭い愛にたどり着く。
風にたゆたい身を焦がし、理と剥離して空に芽吹く。
いつか、また逢いましょう。