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避難勧告とコロナウイルス、私たちはどう行動するべきか

熊本豪雨による甚大な被害

7月4日におきました、熊本豪雨。被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます。まだきちんとニュースを追えていませんが、心肺停止の方も多数いらっしゃると聞き、とてもショックを受けています。

避難をとるか?感染予防をとるか?

ニュースで、避難勧告が出ているにも関わらずコロナウイルス感染をさけて避難しない方がいらっしゃると聞きました。難しい問題だと思います。一番起きてほしくない事態が重なってしまった。最近も度々地震がありましたし、皆さんも「こんなとき、避難どうしたらいいのかな?」と考えていたかと思います。しかし生活の変化に追われ、私も結局具体的な想定をしないまま今日がきてしまいました。

ただ個人的結論としては、迷わず「避難勧告」に従ってください。これ以外にありません。

伊豆大島土砂災害で、生か壮絶な死の二択しかないと知った

2013年に、故郷・伊豆大島でも大きな土砂災害がおきました。(大島町がまとめた災害の写真・概要資料はコチラ)多くの方が犠牲となり、我が家も少なからず土地が流れ、道が寸断され孤立し、避難を経験しました。

この年は広島にも大きな土砂災害があり、以降、全国の災害に関する体制が強化され、避難勧告は各地で頻繁に出されるようになったかもしれません。「勧告が出たけど、雨も風も止んできた」「せっかく避難したのにたったの3時間で勧告が解除になった」「避難所の居心地が悪い」そんな声もあります。確かに発令しすぎかもしれない。

でもやはり私は一貫して「絶対避難して!」と言いたい。天気が良くなっても二次災害が起こる危険もあります。もしそうなったときに「やっぱり避難すればよかった」とはなりません。自然の力は想像を遥かに超えて巨大で、人間の命と身体は小さな葉っぱのように脆い。生きるか壮絶に死ぬかの2択しかない土砂災害の惨さは忘れられません。

だから私は絶対に「ご自身の判断で…」とは言いたくないんです。

コロナが心配かもしれません。けれど今コロナに対してなら、できる対策が少しはあります。

①マスクをする ②消毒をする ③なるべく距離をとる ④しゃべらない ⑤換気する

家にある消毒剤とマスクを持って、とりあえず避難所に行ってほしい。帰るかどうするか考えるのはそれからでもいいかなと。自然には太刀打ちできないけど、コロナには対策や治療の可能性がまだありますもの。

今年の梅雨は、長雨ではなく、晴れ間+ゲリラ的な大雨と聞きます。

どうか、自然を恐れてください。

※7/4(土)収録の「TEN MINUTES」の一部を文字起こし&追記しています

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↑こんな記事もあります。今からきちんとご家庭ごとに意識だけでも揃えることが必要かも。

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