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胃ろう造設日記⑧

2016年11月27日
胃ろう造設入院7日目
あー…。ご飯がつらいー…。
胃が張ると胃ろうカテーテルがパツパツするのは、
まあ仕方ないとしよう。
何がつらいって…
なんか、オペの際の膨張体験から内臓の配置が変わったのか、
はたまた胃の伸縮域が大幅に変わったのか、
ご飯食べると、右の肋骨下辺りが
パンパンに張り出して(せりだして?)、
パツパツに弾けそうで痛いし息苦しい…。
エイリアン出てきそう…。
そして左後ろの肋骨もメキメキ…。
ご飯食べるたびに、身体中メキメキ…。
早く元のサイズに縮まないかなぁ…。
昨日の夕方から鎮痛剤が外れました。
准夜の看護師さんが「寝られるかなぁー?」
とニヤニヤしながら出ていったのですが、
「こっちは野宿でも寝られる海老原さんよ!余裕っしょ!」
と思って入眠。
ところが4時過ぎた頃から、チクチクズキズキ…。
え~…オペして3日も経ってるのに、
案外まだ痛いんですけどー!?
( ̄□ ̄;
これ、車いすイケるか!?
どうしよう!?
と思ったけど、動いた方が早く治るっていうし、
気合いか…。
まずは、
「痛くてもカテーテル抜けちゃったりしないし、
痛くても死なない、とりあえず!」
と言い聞かせ、車いすにジャンプ!
(とりゃー! ̄□ ̄)
そして思い切って一気にリクライニングを起こして座位へ。
糸がピチピチするけど、死なないから大丈夫w
ご飯食べ、胃ろうから白湯も入れて、
ちょっとしてからトイレ移乗もリベンジ!
腕をちょっとずらして、
昨日よりはずいぶんうまいことこなせました!
(トイレこなすって…w)
ただ、腕をずらしておくとちょっと不安定なので、
トイレに座ってる間中ずっと、
看護師さんが腕を支えててくれて…。
すんません…。お世話になります…。
その後、「まだ若干の出血あり」という
電子カルテを見た今里先生が様子を診に来てくれました。
座ると、雑巾を絞ったように身体がねじれる私。
どうやっても、糸に強いテンションがかかり、
パツパツに。
今里先生、傷口をチェックし、
「確かに、ちょっと赤くなってますが、
これ以上赤くならなければ問題ないでしょう。」
ラコ半(栄養剤ラコールの半固形)
クルクルピコピコ(胃ろうカテを回したり出し入れすること)
などの新出単語を習ったり(笑)、
オペの時の様子を教えてもらったりしました!
私は、座った時に肋骨がめちゃめちゃ落ちてくるので、
そこに当たらない様に胃ろうを作ってもらうこと最優先でした。
そのため、少し胃を下に引っ張って縫い付けたとのこと。
お腹がすいてきゅるるーとなった時に
やたら傷口が引っ張られる感じがするのはそのためか?
他にも、
「お風呂の時に胃ろうからお湯が入っちゃったらどうしよう!?
と思う人がいますが、
お尻の穴からお湯が入っちゃったらどうしよう!?とか、
口からお湯が入っちゃったらどうしよう!?とか、
普通は心配しないでしょう?」
とか
「内視鏡は鼻からの方が楽と言われるから、
自分で試してみたんですよ、
経口内視鏡を口から、経鼻内視鏡を鼻から、経鼻内視鏡を口から、
の3パターン。
そしたら、経鼻内視鏡を口から、というのが、
一番楽だったんですよねぇ。
鼻は普段、空気と鼻水しか通らないでしょう?
そこに太めのうどん通そうとするんだから、結構大変ですよー。
翌日まで、目の下の辺りに衝撃残ってて痛いですからねぇ。」
とか、楽しくいろいろな話を聞かせてくれました。
そして、私が自立した当初の、初代アテンダントが、
3ヶ月のベビーを連れてお見舞いにきてくれました!
母は毎日、病院の周りを散歩しては、秋の欠片を拾い集め、
病室にて生け花をしています。
今日は、散歩中にプラネタリウムと貝殻展示会(?)を見つけた~!
とメールあり、そこそこ満喫している模様。
母、適応力満点w

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