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胃ろう造設日記⑪

2016年11月30日
胃ろう造設入院 10日目
今日は、午前中、6病棟に上映会の広報活動に行ってきました!
6病棟の児童指導員、恩智さんが、一緒に付いて回ってくれましたー。
6病棟の壁はもうクリスマスモード。
その一角に、ちゃっかりと、
「11/30、海老原さんが宣伝に来ますよー」のチラシ有り。
恩智さん、がんばってますw
まずは食堂にいる方々にチラシを渡して宣伝。
6病棟の自治会長さんという女性にもお会いし、
ちょっとお話しました。
自治会では、入院患者から病棟への要望などを話し合って集約し、
改善してもらう活動などをしているそうな。
3年くらい前までは、病棟は平屋で、8人部屋とかだったのが、
新病棟ができて4人部屋に。
「もう、基本、個室でしょ!人権的には!」
と思ってたけど、8人部屋の時の方が仲間同士のつながりがあったり、
いろいろ共有できて良かった面もあったとか。
へぇー!そういうもんなんだ!∑(゚Д゚)
そして今では、障害があっても、
義務教育くらいまでは地域で生活できる体制が整ってきたから、
筋疾患の人でも入院してくるのが高校以降だったり、
筋疾患ではない人の入院が増えてきてるんだって。
入院事情もいろいろなのねぇ。
その後、各部屋も回らせていただき、チラシをじゃんじゃんまき、
最後にもう一度、昼食のために食堂に集まった人向けに呼びかけ宣伝。
しかし、3階と6階では風景がずいぶん違うのね。
海が広々。
自由に外に出られないんだから、風景くらい贅沢したいよねぇ。
...でも、ちょいと右の方に目をやると、
柏崎刈羽原発がピカピカ...。
町にちかいなぁー。
あの周辺に住んでいると、原発手当が出るんだって。
はにゃー...。
病室に戻って昼食後、看護師さんが何かを抱えて
「海老原さーん!来たよー!」と入ってくる。
エンシュアHにトロミをつけてみるための特別なトロミ剤を、
病院が取り寄せてみてくれたのです。
その名も「つるりんこ」w
かわええw
って言うか、今朝、看護師さんに、
「退院して仕事復帰したら、お昼にはご飯じゃなくて、
エンシュア1缶とか、入れたいんですよー。
でも1缶ってなかなか重いから、どれくらいの時間かけて入れればいいか、
ちょっと、入院中に練習してみたいんですが...。」
と言ったら、
「あ、もう、そーいうのは自由にやってみて構わないので、
海老原さんに任せちゃってー、と、えんどー先生が言ってます。
だから、リクエストがあったら、なんでもやってみてw」
とな。
じゃ、明日の夕飯は、ご飯無しのエンシュアHでw
昨日、中島先生が、どの栄養剤を、どのくらい、
どうやって入れるかはえんどー先生が...と言ってたはずなのに、
結局自由にお試しできるパターンw
つるりんこ登場後、恩智さん登場。
院内上映の日程をチラシにして、持って来てくれたのです。
そのキャッチ。
「海老原ロードショー秋のエビ祭」
ハッチャケてる...w
これを、全病棟、病院中に貼り出すと。
恩智さん、すごいやる気になってる...。
でも、よく見ると、上映は、12月上旬のみ。
恩智さん、トークは1月下旬なんですけど?
これじゃ、みんな、内容忘れちゃうんじゃない?
「...そうですね...全然考えてなかった...
もう一回やりますか、上映...。」
今度は、「秋の祭」って言えないですよ、雪降ってるかも。
「うーん、そうですね。何かいいキャッチを...
あ、エビと雪の女王!ってどうでしょう!?
いいな、それにしよう!www」
どんどんハッチャケます、恩智さん。
「あ、家族宿泊室の隣の談話室のテレビでも
見られるのかどうか確認しますね!
多分大丈夫なはずなので、
あの部屋にもチラシを貼っておかなくちゃw」
どこまでいくのか、恩智さん。
12月上映のチラシ、病室のドアのガラスに廊下向きに貼っておいたら、
いつも食事を運んでくれたり、
カテーテル交換してくれる看護助手のおじさんが廊下を通りかかって、
しげしげとチラシを眺めておりました。
夕飯を届けてくれた時、普段よりもニコニコだったのは
気のせいでしょうか...。
そして、7病棟の加藤くんが、私の病室に遊びに来てくれました!
同じ胃ろう仲間なので、共有できる話もあり、
「あの、空気で膨らむの、つらいよねぇ〜!」
って話で盛り上がったりしましたw
夜は、レース編みの雪の結晶をひとつ増やして終了。

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