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意外と衰えるばかりではないなと思う今日この頃

おはようございます。ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫

さて、アラフォーになっても最近ひしひしと感じるのはこの題名の通り、意外と自分まだ成長できるんだなということ。ちょっと考えていた自分の人生とは違う姿になっている蛯澤です。

ファゴットは衰えるばかりかと思っていた

昔から良く言われているのは「楽器は若い頃にしか技術は伸びないからとにかく若い頃に練習するべし」ということ。

これは自分でも正しいと思うのはやはりある程度の人は若い時にいっぱい練習しているからではないでしょうか?私も大学時代に練習に明け暮れていた時期がありました。技術的に伸びる時期というのは確実にあって、私は21歳の頃でしょうか。自分の意識が変わってどんどんと指が回るようになり、練習も苦にならず、とにかく時間を無駄にせず練習したいという意欲がありました。大学3、4年の頃の録音を聞くと、よくもまあこんなに指が回ったなと思います。

でもその時と今と指が回るのはどっちかと言われれば一長一短なのです。難しいところを勢いで「おりゃっ!!」って突っ切っていた若い頃と違って今ではより確実にできる方法を探り、冷静に対処できるようになっています。それもがむしゃらにやった時代があるからやってくるのかどうかはわかりません。おそらく全てのプロ奏者はがむしゃらにやった時代があると思うのです。でもがむしゃらにやっている時から、時を経てずっと衰えていくかというと違うものだなと感じてきたのです。

過渡期は悩むが

がむしゃらにやっていた時代の感覚をずーっとやっているとどうしても衰えを感じます。がむしゃらにやるときというのは実は技術を身につける最低限の入口ではないかと思うのです。その後に、本当に技術について勉強する時間が来る。

もちろん支持する先生にもよるとは思いますが、私もがむしゃらに勢いでやっていた時期からちゃんと表現技術を学ぶようになります。それまではただ楽器とより近くなり、とにかく音を出すということを身近にすることだったように思います。しかし、そこから今度はより高度な表現技術を身につけなければ上に行けません。勢いで行けなくなる感覚もあるのでここで一つの壁があります。

そこから歳を経て、今度は体の衰えを感じ始めます。これまで普通に指が回っていたところが回らなくなったりすると急に不安になります。そうすると本番中もうまくいかないのではないかと雑念が入って失敗したりする悪循環に見舞われます。私もしばらくこんな時期が続いていました。

そこからまた一段、心技体について考えます。どういう精神状態で、どのように技術を保ち、発展させて行くのか。そしてその際に体も壊さないように気をつけたりするのも年齢とともに必要です。腱鞘炎になる人も多いですからね。

最近、やっとそれが一段別のところに行けた実感があります。吹いている時の感覚や意識が良くなってきたのです。詳しくはまた次回、解説してみたいと思います。

実は、最近とあるプロ野球OBと現役選手の鼎談でもかなり納得しました。やはりどの世界でも一緒なんだなと。

ということで今回は最近の私の内面の話でした。それをお披露目するおしゃふぁごも2/27にやる予定です!!詳細はまた近々!!

それではまた。日々楽しんで上向いていきましょう。

蛯澤亮でした。


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