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イシバニアの変。

お人形遊び。ごっこ遊び。
子どものころ大好きでした。

でも、
当時はどちらかというと
外で野球とかサッカーとかきん消し集めとかしてたかもしれない。

近所の男の子が
「野球のメンバー足りないから来てー!」と誘いに来て
「うん!分かった!」とグローブ持って行っちゃうような女子でした。

「おい磯野、野球しようぜ!」をリアルに体験してきたひとりです。

あれから数十年。
娘が産まれて我が家には女の子のおもちゃが溢れかえっております。

中には飽きられてほとんど出番のないおもちゃもあるのですが、
定期的に引っ張り出されてくるベテラン選手がいます。

それは「シルバニアファミリー」
旦那さまの従姉妹に頂いたものです。
ボロボロになったお洋服は今は亡き旦那さまの祖母が縫い直してくれて。
忘れた頃に出してきてはテーブル全体を使いダイナミックに遊んでいます。

我が子が3歳くらいの時かな、
「シルバニア」って言葉が上手く発音できなくて。
「ママー、あれで遊ぼ、あれ。イシバニアファミリー。」ってよく言ってました。笑

言い間違いが可愛くて。
何回も「これ何ファミリー?」「ん?イシバニア!!」ってやり取りをした思い出。

なんか急にシルバニアの赤い屋根のお家が
平屋になったような親近感がありましたね。

今は7歳になりましたが、イシバニアファミリーは相変わらずベテラン選手です。
数年かけて小物や住人をちょっとずつ買い足し、買い足し。

数日前は
「ガーデンパーティー」と称してお庭でウサギがお茶会を開いていました。
素敵。
この年齢になるとさすがに「イシバニア」って言わなくなりましたね。
残念。

イシバニアタウンの住人に小さなモグラがいます。
フェルト製の丈が長い洋服を着ています。
モグラの名前は「信長」

織田信長が羽織っていたマント…に見えなくもない。
ヨーロピアンな住宅に突然の信長。

歴史が動きそうな予感がします。
イシバニアの変。

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