超現実の世界へ

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福島にある「諸橋近代美術館」が本日から冬期休業に入ります。

「諸橋近代美術館」の歴史はゼビオの創始者・諸橋廷蔵(もろはしていぞう)さんがサルバドール・ダリに魅せられたことから始まります。

熱心に作品を収集し、欧米の美術館を視察したあと福島の山奥に建てられたのがこの美術館です。
洗練された美しい建物。湖に映る姿は異国感あふれる雰囲気。

創始者の諸橋廷蔵さんは2003年に亡くなってしまいましたが、ここはアジアで唯一、ダリの作品を常設する美術館として今も多くの人に愛されています。現在は長男の諸橋英二さんが美術館の館長です。

サルバドール・ダリは20世紀を代表するスペイン出身の芸術家です。
重力に逆らって上に伸びる立派なヒゲを携えたおじさんです。私のページのトップにもいます。

幻想的で不思議な作品が多く「記憶の固執」で描かれた溶けている時計が有名です。
独特の解釈で物事を捉え、現実ではありえない構図で展開される世界は見る者を引き込む魔法のような魅力があります。

長くなりましたが、「諸橋近代美術館」にはダリの作品が多数展示してあります。
スケッチや大型作品、彫刻など視界に入るものがどれも興味深い。

美術館の奥に「テトゥアンの大会戦」という大作が飾られています。1860年に起こったスペイン軍のモロッコ進駐を描いた作品です。ダリ自身も妻のガラと共に作品に登場しています。

ダリの作品が身近に感じられる特別な場所です。
ちなみに冬眠から目覚めるのは2020年4月25日。

ダリ先生、春になったら会いましょう。

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