20191226__作_の話_

「作」の話。

「作」の話。

日本酒を飲んだ時は忘れないように名前と感想をメモしています。
さて、タイトルは日本酒の名前です。「作」と書いて「ざく」と読みます。

三重県鈴鹿市にある清水清三郎商店という酒造で作られています。

日本酒を作った工程が「酒を作った」という過去の話ではなく、酒を作るのは職人だけど出来上がった酒の価値を決めるのは飲む人だから、その人の手元に届くまで日本酒作りは続いている、出会った人たち皆で作り上げる…という想いを込めてこの名前になったんだとか。なるほど。

この日本酒がある方々の間で大変話題になります。それはガンダムファンの皆様。

作品の中に人型機動兵器として「ザク」が登場します。
それと同じ名前のお酒があるということをある漫画家が自身の作品の中で紹介するとガンダムファンの中で話題になり、一気に知名度が上がりました。

当時、社長はガンダムのことをよく知らず、このお酒を「作」と命名したのは偶然だそうです。
それが予想外の大ヒット。嬉しい誤算とはこのことでしょうか。
ガンダムのように世代を超えて受け継がれる素晴らしい存在であることは確かです。

今回私が飲んだのは数あるシリーズの中のひとつ「作 穂乃智」です。
クセがなく、とても飲みやすい印象です。口の中に爽やかな風味が広がり、ほどよい酸味と味わいを楽しめる日本酒です。

ちなみに「清酒界に突如現れた彗星」をコンセプトに開発された「彗(シャア)」という日本酒も存在します。
長野県須坂市にある遠藤酒造場で作られています。こちらの社長はガンダムがお好きな様子。
このお酒もファンの間で人気のようです。機会があれば飲んでみたい。

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