人間力向上強化期間。
人間力向上強化期間。
令和になって最初の大晦日を迎えますね。今日は厳かに俳句をひとつ。
『大晦日 定めなき世の 定かな』
この俳句を詠んだのは井原西鶴です。井原西鶴は江戸時代の元禄文化を代表する人物です。有名な作品は浮世草子「好色一代男」
実は俳人としても有名だった井原西鶴。この俳句はその中のひとつです。
「決まりも無くなってきている世の中だけれども、大晦日だけは毎年決まった日にやって来る」という意味です。
近頃の人々は決まりも守らない、決まり事自体も曖昧になってきている…と世を憂いている一方で、一年を締めくくる大晦日だけは毎年決まった日に必ずやってくる…と師走の忙しさを詠んでいます。
今年もいろいろあったけれど、どんなに忙しくても大変でも大晦日はやって来る。自分の目の前のことを確実にきちんとこなしていこう、と言われているような気がして、この日になると思い出す作品です。
喜怒哀楽。今年も様々な思いを感じながら過ごしました。いろいろな感情が頭の中を駆け巡ります。
人間力というものが著しく低下しているので、強化期間に突入したところです。
早く人間になりたい。
さて少し前の話になりますが、お寺の除夜の鐘がうるさいから、今年は止めてほしいという苦情が一部の住民から寄せられた…というニュースがありました。近年、大晦日の過ごし方も多様化しているので、時代の流れといってしまえばそれで解決なのかもしれません。
でも、大晦日は家族でテレビでも見ながらコタツでボーッとすることになんとなく幸せを感じてしまいます。
一年が終わり、また新しい年が来る。大晦日は厳かな気持ちになりますね。
近所のお寺に停まっている車のナンバーが「108」であることに並々ならぬこだわりと気合いを感じているミーアキャットです。
今年もたくさん読んでいただきありがとうございました。
来年も引き続き御贔屓に。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
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