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「機」ではなく「個」でありたい

「個」としての自分自身でありたい。

ずっと「機」としての役割を求められていた。

誰かの「結婚相手」「恋人」「親友」。「なんでも話しあえる仲間」「統率力のあるリーダー」「自分を特別構ってくれるお母さん的存在」「自分の意見を素直に聞くかわいい後輩」「良妻賢母の奥ゆかしいお嫁さん」。

離れていった人たち、意見のある人たちはそれだった。

彼・彼女らが私に求めていたのは「『要望』という枠を埋める要員」。つまりは「機」にしか過ぎなかった。だから離れていった。一見、その枠を埋めてくれそうなのだろう。こう見えて割と博愛で、誰かがぽつんとしていると声をかけたくなるし、他の人に見放されてしまった人でも絡んでいたりしていたから。

「経済学部卒」「30歳未満」「パン屋」とか、そういうわかりやすく「機」ならいいのだけれど、私の場合は精神面でのそれを求められているものだから厄介だ。

誰かの理想の人間としては到底振る舞えなかった。それ、私ではないから。だからこんなはずじゃなかったと、思っていたのと違うと、ポンコツだと攻撃された。勝手に悲しまれた。落胆して去っていってしまった。

「機」としての付き合いは時として簡単だが、やはり難しい。ニーズに合っていなかったら関係性はそこでおしまい。他に優秀な「機」がいたらそちらの方がいいんだから。代わりがいればいいんだから。ああ悲しい。

「機」ではなく「個」でありたい。

「あなただから」と言われる人になろう。


「書く」ことで食べていけるひとになるのが目標です♡ここにたどり着いたのも何かのご縁。わちゃわちゃしましょー!!!