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【第12話】受付嬢はエレガントに戦う
③都合が悪くなると開き直る
「○○株式会社でございます」
「佐●急便××営業所のGと申します」
佐●さんか~
物流関係のドライバーの方からはよくお問い合わせのご連絡をいただく
「はい、いつも大変お世話になっております」
「税務署からの書類がH様宛で届いております。お急ぎの用件かと思われますので、お繋ぎいただけますでしょうか。」
あらまそれは繋がなきゃ
「少々お待ちくださいませ」
保留♪
横にいる、日報を書いている先輩に
「佐●急便様からで、税務署から書類が届いているそうです。」
と伝え、Hさんの内線番号検索を始める
先輩が来客対応中だったり電話対応中だったりの話しかけられなそうな状況でなければ、私は伝えるようにしているのだ
「…ねえ。そんな書類がなんで会社に届くんだろ。そういうのって通常は自宅宛てだよね?おかしくない???」
た、たしかにーーーーーーーーー!!!!!!!
言われなきゃ気づかなかったよ…やばみやばみ
そういや非通知だったかも←ツメが甘い
「不在ってことにして、その××営業所とやらの折り返しの連絡先を聞いておいたら?絶対言えないだろうけど~」
さすが!
「G様、お待たせしております。Hはあいにく長期出張中でして。しばらくは戻らない予定となっております。」
「そうですか、でしたら直通の番号を教えてください。私からH様に連絡してみます。」
ヲイヲイヲイヲイヲイヲイ
「恐れ入りますが、弊社の規則で社員の直通の番号はお教えできないのです」
「そうですか…しかし急ぎの書類のようです」
「はい、ですので営業所のご連絡先を教えていただけますでしょうか。Hから折り返しご連絡を差し上げるよう申し伝えます。」
「営業所の番号ですか?しかし…」
Gは、なかなか面白い言い訳をしだしました
つづく
「書く」ことで食べていけるひとになるのが目標です♡ここにたどり着いたのも何かのご縁。わちゃわちゃしましょー!!!