見出し画像

「大好き」と言葉にして伝える

いつからか、「好き」を躊躇することなく伝えるようになった。

今準備を進めているイイオンナ推進プロジェクト内でも「大好き」と言い合っている。全国の素晴らしいメンバーとそんなやりとりができるなんて本当に幸せだ。

目の前の人がどんなことを感じているのかわかってしまう性分ではある。
けれど、言葉を扱うことができる人間だからこそ、思いをきちんと伝えることが大切だと感じるのだ。わざわざ言葉にしなくても伝わるなんて思い上がりだ。

愛する娘、母、恋をした相手、メンター、いつも寄り添ってくれる友人、私を応援してくれる仲間たち、ペットのモモンガ。
たくさんの人に伝えている。

だけどずっと父親にはできていなかった。だって好きだと思えなかったから。
感謝している。習い事もたくさんさせてくれたし、家庭教師をつけてくれた。私立の学校に通わせてくれた。留学もさせてもらった。
けれどもずっと気が合わずに喧嘩ばかりしていた。褒めてくれない、かわいがってくれない、こちらの言い分を聞いてくれない、できないところばかりを見ては否定する、素直でかわいい妹と比較する。

ふてくされていた。

一生分かり合えないまま見送ることになるのかな、と中学生くらいから考えていたくらいだ。そしてそれでも仕方ないと諦めていた。

だけど最近になって父の愛情に気がついた。

「お父さん、すごい」

私の名前はとても珍しい漢字を書くのだけれど、それがどうしても嫌で受け入れられなかった。物心ついた時からずっと。

父が自分の感覚に従ってつけてくれた名前は、私の人生そのものだったのだ。

父の無意識の部分と、生まれてくる前の私が繋がっていたんだ。
というか、繋がってくれる人を父親に選んできたのかもしれない。

もっと優しいお父さんがいいのにと思っていた。
親は選べないもんね、と納得させていた。

だけどね、それじゃ私の魂が満足しない。
孤独も葛藤も経験させてくれた。「書く」ことのきっかけにもなっているし糧にもなっている。全部必要なことだったのだ。となると、私にとっての父は父でしか務まらないのだ。

ちゃんと選んで生まれてきてる。

お父さん、ありがとう。
なんだかお父さんのことがやっと大好きになったよ。本当は甘えたかったし愛されている実感もたくさん欲しかったけど、それができなかったのは私がそう決めて生まれてきただけ。なのにずっと責めていて恨んでいてごめんね。
今になってちゃんと愛情感じることができたよ。好きじゃなかったけどずっと一番信用できる男の人だし頼りにしているんだから。
そもそも、本当にちっちゃいときはお父さんが仕事から帰ってきたら真っ先に駆け寄ってぐるんぐるんして遊んでくれたし髪の毛をぐちゃぐちゃにしても怒らなかったもんね。私、ずっとずっと大好きだったのに勝手に拗らせていただけだったんだ。

ちっちゃいときの「お父さん大好き!」のまんまでそう伝えたられたら。
きっと私はもっと軽やかになるし、私のことを好きになれる。

ああ、元気なうちに伝えられそうで嬉しい。

あなたは大切な人に「大好き」って伝えられていますか?

「書く」ことで食べていけるひとになるのが目標です♡ここにたどり着いたのも何かのご縁。わちゃわちゃしましょー!!!