「共感」と「依存」

カウンセラーの養成講座に通っていた時に指導員に叩き込まれた。カウンセリングの基本は「受容」「自己一致」「共感」だと。

そして指導員はこう言っていた。

「共感と依存を履き違えてはいけませんよ」

そうだよね、それするとしんどいものね。

だから共感をモットーに人と接してきた。セッションをするときもプライベートでも、相手を尊重して誠心誠意向き合った。

だけど、それが相手側を依存させることになってしまったのだ。

この人なら受け入れてくれる。言いたかったことを代弁してくれる。手を差し伸べてくれる。話を聞いてくれる。

どうして他の人とも仲良くするの。私の方があなたにこれだけしているのに。どうして私だけを見てくれないの。私はあなたがいなければダメなのに。

自分が依存しなくても、相手が依存してしまう。共依存の関係を強制される。

だから、望んだ対応をしないと攻撃してくる。

思ってたような人じゃなかったと、怒りや悲しみをぶつけてくる。人格否定までしてくる。不能で無能だと。冷酷人間だと。

そんな経験をして思ったのだ。寄り添うことは大切だけど、全員にそれをすることはない。じゃないといちばん大切にしたい自分をすり減らすことになる。

寄り添いすぎた。
それでいて、非難したり離れていく人を見ては悲しくなっていた自分もまた、きっと見返りを求めていたのだ。あ、これ私も結局依存していたんだ。
共依存。いちばんしちゃいけないやつ。

私は「共感」が下手なのかもしれない。
それならば無理することない。

やりたいようにやっていこう。私の優しさは初期設定されてるんだから、無理にオプションをつけなくてもそのままでじゅうぶん。

私は私らしく。それだけでいい。

「書く」ことで食べていけるひとになるのが目標です♡ここにたどり着いたのも何かのご縁。わちゃわちゃしましょー!!!