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わからないことばかり

発端は私の家賃がギリ足りないという困った事態だった。
誰か助けてくれ〜!ということで、1人の友人に借りたい旨をDMした。3万円。
速攻で縁を切られた。返す刀で袈裟斬りである。
そして、「もう無理です」との言葉もよく分からなかった。何かを我慢させ続けたのなら、謝りたい。
お金の話だけではなかったようだった。
真剣に考える。何がまずかったのか、何をしくじったのか、何を傷つけてしまったのか。

心当たりがある。ひとつだけ。借りた本のうち、1冊がどうしても行方が分からずになってしまい謝り続けた。まとめて4冊借りたのだが、1冊だけ忽然と紛失してしまった。
きっとこの時点で縁を切られてもおかしくなかったのだ。
貸した方も借りた方も、お互いにその本のタイトルさえ出てこないので、買って弁償しようにもできない。
これが積もりに積もって「もう無理」になってしまったのだろうか。本棚に空きがあると悲しいんでいるたびに、謝っていた。でもこんなものじゃ足りなかった。本当は本をきちんと返すべきだった。
と言っても鬱で脳みそが半分しか動いてないので難しい。
涙が出そうで出なかった。

めちゃくちゃ落ち込んでいる。10年近い友人を無くしてしまったから。楽しいことがたくさんあった。彼女はキラキラした思い出の中にいる。
でもそれも遠い事になってしまい、自業自得なので自傷行為に走るしかない。
今年は唐突に友人を失う事が多い。これ以上減ったらひとりぼっちだ。もう誰も隣にいてくれない。
むしろその方が自殺には向いているのかもしれない。
もっと注意深く考えて行動すべきなのだと痛感した。
とりあえず何を我慢させていたのか、届かないのは承知だがどう謝るべきかを考えていきたい。
もう名古屋で深夜までダベることもなく、ただ新幹線で通過する場所になってしまったのは本当に悲しい。

しばらくは自省と自己嫌悪でぐるぐるするだろう。

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