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カエルの雑な麻雀考察 追悼

3月22日の夜、妹からのメールで父が亡くなったことを知る。
死因は書いてないし聞いてもいない。
ただ、こんな時期だったり家族間の確執があったりするので 一昨年亡くなった母の時同様、葬儀関係に一切来ないでほしいと書かれてあった。


ここで書くことでは無いかもしれないけど、吐き出しがてら書いてしまおう。
前回に書いた 所謂昭和の遊び人よろしく自由人だった父のせいで、母はいつも精神状態が不安定だった。大恋愛の末、学生結婚したといつだったか母に聞かされたことがある。
子供の目から見て とてもじゃないが大恋愛して結婚したようには見えなかったのが正直なところだ。というのも私は小学校から都内の私学に通っていて地元を離れていた。中学になってから父の仕事の拠点が西東京になり、一緒に住むようになってから数多くの《彼女》を紹介されたからだ。
普通は父親の《彼女》を紹介されることなんてないだろう。そしてその《彼女》達のことが度々どこかでバレて母の逆鱗にふれていた。特に私が告げ口したことはない。子供心にそれは話してはいけないと理解していたから。
そして、その事がバレる度に私も母から酷く怒られることとなるが一貫して知らないふりを通した。たまにやり場のない気持ちの捌け口で箒の柄の部分でひどく殴られたこともあったが。
そしてそれを何も言わずに見てるだけの父に違和感しか感じなかった。
父がしている悪いことは私を捌け口にして数年続いた。週末や長期休みで実家に帰るのが私にとってすごくつらくなったのもこの頃だ。
と、まあこんな感じなので大恋愛云々には見えないわけだ。
母方の一族が、少し良い家柄かつ小金持ちなのでそこを狙ったのかも なんて思ったりもした。うん、死者を冒涜する気はさらさら無いがそう思ったのも事実。


良い父親には到底みえないだろう。
ただ私は父と話したり一緒にいる方が楽で楽しかった。多分、父は元々アンダーグラウンドな世界の住人で自由人なのもそのせいだ。
そして知らない世界のことを沢山教えてもらった。そのことは麻雀を始めて少したった頃ものすごく役に立ったが、その話はまた今度。

結局なにが書きたいかわからなくなってしまった。
ああ、そうだ。麻雀関連だったら父の自摸る動作が好きだった。私とは一度も卓を囲んでもらえずだった。ずっとそれが嫌だった。
お前が弱いからだよーって笑って言ってたけど、その真意はどこにあるんだろう。


あの世があるとしたら、私があちらに行ったときに必ず同卓してもらいたい。


今はただ安らかにお眠りください。

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