ホストって稼げるの？元ホストが解説してみた！

テレビドラマに出てくるホストってキラキラした生活をしてますよね。

ハイブランドの服を身に纏って、高級車に乗って夜景を見る。

あるいは、ローランドのように美術館と遜色ないダイニングで優雅にキャビアを食べる。

一流のホストになればサラリーマンの何百倍も稼いでそんな生活を送れる、夢のあるお仕事なんです。

その一方で、生活費がギリギリで
一日の食事がパン一個
なんてホストもいたりします。

タイトルにある
「ホストは稼げるか」
ですが、

ぶっちゃけ稼げないです。

ホストの世界は格差社会で、
キラキラした世界の裏には
稼げていないホストもたくさんいます。

だいたいこんな感じ

格差がある理由は、
✅売り上げによって基本給が変わる
✅売り上げは全て貰えない
の2つです！

さっそく見ていきましょう！

売り上げによって基本給が変わる

「日給＋売り上げ」

これがホストの収入です。

「ホストって日給もあるんだ！」
「なんか普通の仕事みたい笑」

そんな感想を持った人も多いかもしれませんね。

この日給ですが、
一定の売り上げ・順位に満たないホストは本来の基本給より大幅に減らされてしまいます。
理不尽に思えるかもしれませんが、売れないホストは人気なホストの売り上げから給料を貰うの立場なんですよね。

「他の従業員の足を引っ張ってるから仕方ない」
「早く自分の売り上げを上げて自立してね」

そんなメッセージが給料の少なさに込められています。

売り上げは全て貰えない

お客さんを苦労してお店に呼び、やっとの思いで得た売り上げ。
実は、全て貰える訳ではないんです。

ドリンク代、人件費、ヘアメ・衣装代、在籍費
など、売り上げから多くの費用が引かれます。

その結果、
「売り上げ100万円だったのに50万円しか貰えないの？」
って絶望して辞めようと思っちゃいました笑

売り上げが収入になるパーセントは高い売上を出すと60%,70%と上がるようになっていますが、そこまで到達するのはかなり難しいです。
※お店によってパーセンテージは大きく異なります

「じゃあ、えびはらが辞めたのも上手くいかなかったから？」
そこが気になる部分だと思います。

確かに僕自身、topの売上を出すことはできなかった。
それでも、普通のサラリーマンの倍以上の収入を得られていたし、続けたらもっと稼げる自信があった。

そんな僕が辞めた理由は
お金に見合った価値提供ができていない
そう感じたからです。

・本当に何十万円のお金に見合った価値があるのだろうか？
・もし、僕に使う分のお金を美容に使って彼氏を作った方がお客さんは幸せかもしれない

「なんで？どうして？」
結局、働く意味が感じられずに辞めることにした。

辞める時の「もったいない」「絶対ホストの方が稼げる」という言葉も何も心に響かなかった。

当時よりも給料は下がったけど、辞めてからはどんなにお金があっても買えなかった、活き活きとした日々が待っていた。

そして、自分の本当にやりたかったことを考えた結果、今の自分ができた。

ホスト時代の同僚、お客さんにまた会う日があったら、

「ありがとう」

心からそう言える気持ちをずっと持っていたい。