『きらりブックス迷走中！』感想

『ぼっち・ざ・ろっく！』の劇場版が今公開中なのでそれを見る前にまずは同じ作者の前作を読んでおこうかなって。

〇作者のデビュー作について
『ぼっち・ざ・ろっく！』が超ヒット作なので説明するまでもなくみんな知ってると思いますがこの作者、萌え美少女漫画描く前は少女漫画家だったんですよね。

本当はその時の漫画から読みたかったんだけどこのデビュー作の『スワン☆コンプレックス』って漫画、電子化されてねぇんだ…。

なので今回この漫画を読んだわけです。（電子化されてて助かった…）

〇あらすじ
お金持ちのお嬢様が書店で働く話。
バイトを始めたらきらら系の萌え漫画にハマる主人公。
そこのバイト仲間やら学校の友人やらとよくあるコメディ的な日常を過ごす話。

〇話は薄いけど絵はかわいい
面白い回と面白くない回の比率が半々みたいな感じ。
前半はあまり面白くなかったが、連載をするうちにノッてきたのか後半は面白い回も増えてきたように感じた。

特に好きなのが１巻のゲーセンに行く回。

ここのプリクラで目が大きくなってるのを心霊写真だと勘違いしてお祓いをするお菊さんのスピード感が好き。（こういう美少女がアクティブにわけわからんムーブするのすき。

あと１巻のコミケに行く回。

速いです～～～っ！

主人公の女の子、きらりは超お嬢様なので常識がなく、電車に乗ったことがないという話なのだが最後のコマの「速いです～～～っ！」がめっちゃツボった。
もうこの話だけでこの漫画が生まれた価値あると思う。いやホントに。

あと１巻のカバー下の漫画・アニメを徹夜で消化するきらりの話も面白かったですね。（２巻のカバー下漫画もメタ的で面白かったです。表紙のきらり胸がでかすぎないか！？と思ってたらそういうことだったのか…）

あと絵のかわいさ。
この時点でかわいい絵がうまいっすよねぇ。
少女漫画描いてた時の絵柄どんな感じだったんだろうか。
なんでも少女漫画よりも美少女漫画を描きたいからきららで漫画を描く道を選んだそうだがやっぱり美少女漫画が好きで絵の練習をかなりしたのだろうか。

〇キャラクターについて

この２人の区別付きにくくない！？（別に姉妹とかじゃないからね）
なんかビジュアル的に似てるんすよね。（仮面ライダー剣の序盤かな？）
次回作のぼっち・ざ・ろっくではここら辺の反省が生かされたりするんすかね…

好きなキャラクターは主人公のきらりと友達のお菊さん。

きらりはかわいいっすね。
こういう黒髪ロングの女の子すげぇ好きなんすよね。
ここの「サンタさんはいますよねぇ～」のとこの顔とか若干草生えるんだよな。

あと作中でも指摘されてるけど泣き方がちょっと汚いところも笑える。

お菊さんは「やたらお祓いをする」、「金にがめつい」と個性が強くて良いんすよね。
お嬢様口調でかわいいし。

〇終わりに
最初は「やっぱそんなに面白くねぇな…」という感じだったのですが読んでいくとなかなか気に入ってしまいました。
きらりのかわいさはガチ。（まだ読んでないけどぼっちちゃんよりもかわいいんじゃねぇかな…）

さてでは次は『ぼっち・ざ・ろっく！』を読むか…
面白かったら良いなぁ…