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劇場版ガンダムSEEDの予習で『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』(TV版)を全話見た感想


はい。劇場版ガンダムSEED予習2本目はサイバーフォーミュラです。
なんか知らんけどレースアニメだということは知っていました。
では早速いってみましょう。


〇『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』とは

1991年3月から放送。(3クール) 製作サンライズ。
架空の自動車レース「サイバーフォーミュラ」を舞台としたレースアニメ。
ガンダムSEEDの福田己津央監督が初めて監督を務めたアニメとして有名(だよね?)

以上。


〇『サイバーフォーミュラ』の特徴

一言で言うなら『ロボットアニメ的要素を兼ね備えたレースアニメ』といったところか。
「AIが搭載されている」、「車体が変形する」、「制限時間付きでスピードがアップする機能がある(ブースト)」という車でレースをして世界一を目指すアニメ。

〇ガンダムSEEDと比べて

「その回のラストでEDのイントロがかかり始めていい感じに終わる」ところが共通している。

ぐらいしか共通しているところはないんですが全話見て思ったのが「すごく熱い話だな」ということ。
勝つか負けるか分からないギリギリの領域で決断をして勝つ主人公たち。何度も挫折してはそれを乗り越える登場人物。友情。最終決戦前に大破してしまった後継機の代わりに再び脚光を浴びる前期主人公機。ギリギリの状況で修理が間に合い後継機に乗り換える主人公(そしてそれを整備する仲間たち)等サイバーフォーミュラには熱い場面がたくさんありました。

ガンダムSEEDって熱い話ではないじゃないですか。戦争の話ですから。
でも思い返してみるとフリーダム初登場シーンだとかアスラン&ディアッカ加入だとか熱いシーンはたくさんあるんですよね。(続編である種死もそう)
今回サイバーフォーミュラを見て思ったのはガンダムSEEDには分かりやすい熱血要素はなかったけれども水面下には熱血の要素が流れてたんだなということでした。(同じ監督が手掛けたアニメですもんね)

あと主人公が戦う理由付けとして「主人公にしかマシンが動かせないから」という要素は共通してましたね。サイバーフォーミュラはドラグナーと同じで「一度登録してしまったドライバー以外にはマシンが動かせない」というのが主人公が戦わなければいけない理由でしたがガンダムSEEDだと「OSが天才である主人公用に調整されてしまった」、「主人公にはロボットで戦う才能があり、主人公が戦わないとみんなが死んでしまう」というものになっていました。
「なぜ子供である主人公が戦わないといけないのか」という要素には昔からいろいろな理由付けがされていますがサイバーフォーミュラはこのタイプだったんだなぁと。(ガンダムユニコーンもそれだったけど便利な設定ですよねこれ)

〇好きな登場人物

・アスラーダ


こういう人間的な感情を持つAIのことが好きだったんだよ!!!(フルメタのアルとか)
ホント良い奴ですよアスラーダは…。 こういうAIって人間的な抑揚を持つ喋り方じゃないのに人間らしさを感じるところがグッとくるんすよね…(あと後半になるにつれてどんどん人間らしくなっていくとこ)

特に35話で主人公のハヤトがアスラーダへの不信を理由にアスラーダを壊そうとする回がグッときましたね。ハヤトに壊されそうになっても「ハヤトが悲しいと私も悲しい」みたいなことを言うところがグッと来ました。
その後の最終2話でのハヤトとの信頼関係。これもグッときましたね…

・シューマッハ(修さん)

いやかっこいいっすよこの人!!
下手するとサイバーフォーミュラの中で一番好きかもしれない。
もう声がイケボだし(速水さん)主人公のマシンを狙う組織から主人公を守るために姿を隠して戦っているというシチュエーションがかっこいいっすよね。
僕はGガンダムのシュバルツが大好きなんですがシュバルツ味を感じますよねこの人からは。  
いや~かっこいいっす。(「ハヤト!!」って無限に言ってほしい)

加賀さん


かっこよすぎィ!!
いやサイバーフォーミュラ見た人の中で加賀さんが好きにならない人なんているんですかね…    それぐらいかっこいいっす加賀さんは。

30話ラストでリタイアしたと思われていた加賀さんがハヤトのためにラストに駆けつけるところとか最終話でスポンサーからの指示であるしがらみを振り切るためあえてコースアウトしてリタイアする加賀さんとかすべてにおいてかっこいいんすよね加賀さん。
声も関さんでかっこいいし…(この当時ガンダムWのデュオも人気だったし関さん無双だったんでしょうね)
もうとにかくかっこいいに尽きる。そんなキャラでしたね。


新庄

こういう挫折を乗り越えるキャラ大好きなんですよね。
一時期めちゃくちゃ性格悪くなるけどそれを乗り越えて優しい奴になる。そいうキャラが好きです。(宇宙のステルヴィアの町田先輩とかね)

当たり前だけど人間というものは一生失敗してそれを乗り越えて変わっていく生き物なんだと思います。新庄にはそういうものを感じました。(主人公のハヤトもそうです)
一回もミスをせずに生きていくよりも失敗をしてそれを乗り越えていく方がしんどいです人生。でも新庄はそれを乗り越えた人間なんですよね。
好きですね新庄。(新庄が困難を乗り越えるちょっと前にOPの新庄の顔がかっこよくなるじゃないですか。シンクロ率高いですよね)

〇終わりに

おもしろかったですサイバーフォーミュラ。
ガンダムSEEDにはあまりなかった「ボロボロになってからのギリギリの勝利」「博打的な2択で決断をして勝利する主人公」が新鮮に感じました。(バルドフェルドさん戦だとか最終回のフリーダムは前者ですけどね)
何度も挫折しては乗り越えていくので「これ以上の試練はないだろ」と思って見ていた主人公のハヤト。ニコ動のコメントを見ていたらこれから先何度も挫折していくみたいでそういう意味でも楽しみです。(挫折を乗り越えていく主人公、好きです)
では次はOVAの感想で。


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