『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』感想
見る前はたぶんこうなるんだろうなと思ってた「あああああああああああああああああああああああああああああああああ神アニメええええええええええええええええええええええええええええ真昼ちゃんかわいすぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいZZガンダム好きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」
見た後「なんか…期待しすぎたな…」
こんな感じ。
なんか思ったほどヒロインの真昼ちゃんにときめかなかったんですよね。これなら『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』の駒鳥 蓮華ちゃん（かわいいよね）とか『田中くんはいつもけだるげ』の白石さん（かわいいよね）とかの方がずっとかわいいよなと。
最近世間的に評価が高い作品を見ても自分に合わないことが多々あるのだが今回はどうなのだろうか。真昼ちゃんが合わなかったのか、この作品にあまりハマれなかったのか。
個人的には後者だったのかなと思う。個人的に今までハマったラブコメや「この娘かわいいな…」と思った作品はほぼ例外なく「面白い作品」だった。だが今回この天使様を見ても「言うほど面白くはないな…」という感想であった。 う～んやっぱり合わなかったのかなぁ。
〇所感
この作品割とリアル系ですよね。（リアル…？）
いや、見る前はヒロインの女の子が大した理由もなく主人公にベタ惚れして猫なで声でめっちゃベタベタしてくる作品かと思ってたんすよね。でも見て見たらそうでもなく序盤は「ヒロインの真昼ちゃんは割とつんつんしてる」し「あけすけにものを言う」し「真昼ちゃんが周くんに惚れる理由もわかる」。
なんというか「リアル」なのだ。（俺も自分で何言ってんのかわからねーけど） これぐらいだったらワンチャン現実でもありえるんじゃね？みたいな。
まぁでも最初からベタベタしてくるわけではなくて最初はつんつんしてるこの作風は好みですね。
〇真昼ちゃんと周くんの距離感について
中坊の頃、ヤングジャンプで連載していた『ガールフレンド』という漫画の1巻を読んだことがある。（姉貴の部屋に勝手に侵入して読んだ）
オムニバスでいろいろな高校生カップルの話を1話ごとに描いているのだが、その中に「女の子が誘って来ても頑なにセックスをしない男」の話があった。なぜかというと「一線を越えてしまうとドキドキしなくなってしまうものがたくさんあるから（例えば手を繋いだりとか）」 一度一線を越えてしまうともう元には戻れない。一線を超える前にはドキドキ出来ていたことが、もっとすごい、セックスをしてしまうことによってドキドキできなくなるといった感じだったと思う。これは確かにその通りだと思ったし私自身この話に多少影響を受けている。
んで今回『天使様』を見て思い出したのがこの話だ。
ヒロインの真昼ちゃんは主人公の周くんが絶対に自分に手を出してこないことを分かっている。周くんもなるべく性的な目で真昼ちゃんを見ないようにしている。この二人は当たり前のように二人でご飯を食べているし、頭をポンポンしたり膝枕をしたりハグしたりしている。そういうことに楽しさを感じたりドキドキしたりできるのはやっぱり「一線を越えていないから」なのかもしれないと思うし、読者や視聴者もそこに面白さを見出してるんじゃないかなと思う。（恋愛はそれぐらいの時期が一番楽しいよね。女の子と付き合ったことはねーし童貞だけどわかる。わかるよ。）
まぁ別に一線を越えて新しいステージに行ってもそれはそれで楽しいことはあるとは思うんですけどね。（最近読めてないんだけどかぐや様と白銀ヤったらしいな…また今度続き読んでみよう…）
〇作風について
この作品、主人公の周くんとヒロインの真昼ちゃん2人の交流、会話パートが7割ぐらいを占めている。
なのだが、周くんも真昼ちゃんも人間的にあまり面白くない。（個人の感想です）
個人的にはもう少しコメディ色強めにしていろんな登場人物が出てくる作品の方が好みだったなぁと思う。（コメディ色が薄めなところも「リアル系」だなと思う）
〇真昼ちゃんについて
この子ストレートばっかり投げてくるよね。変化球は投げてこない。そこが良いという意見も分かるけどやっぱり不意打ちで攻めてきたりするともっと好みだったかなぁと思う。『めぞん一刻』の管理人さんみたいな。（『めぞん一刻』は神
〇終わりに
正直言うと期待しすぎたのかなとか作風が若干自分に合ってなかったかなぁという感じ。この間見た『SSSS.DYNAZENON』の主人公とヒロインがすっごいエモい恋愛をしてたのもあって比べちゃったかなぁというのもある（ダイナゼノンはいいぞ）
このアニメ、最終話で主人公とヒロインの距離が一歩近づいたのでこれからもっと面白くなる気配はする。原作は既に全巻買っているのでいつか読んでみたい。
そんな感じで。