【eBay無在庫輸出転売】ライバルセラーの月利を「推定」する方法
どうも、サコです。
ちょっと思いつきの内容なんですが、まぁ意外と知られてない話なので、簡単に書いておきます。
はじめに
いや実際簡単な算数・・・なんだけど、なんていうかアレだよな。
「ちょっとでも評価数の多いセラーは爆益出してると思われがち」
「アイコンとかリスティングがこなれてるセラーは"たくさん売れてる"と思われがち」
こういうの、全くのウソだからな。見渡す限り、ほとんどのセラーは上手くいってねーよ。「かなりイケてる」部類で、月利10万円くらいに作業時間80時間の低空飛行とかそんなんばっかだぜ。
想定月利の算出方法
で、その利益を確認する方法はこうだ。
この1/3てのは1ヶ月分て意味な。説明はあとでするぜ。
具体例
例を取ろう。こいつな。今探してきた。
あ、ちなみにこいつはかなりいいセラーだからな。
仮に日本人のセラーでかつ無在庫やってるなら、この↓手法でかなり利食いできると思うぜ。俺の肌感覚ではこいつからは50万円以上利益取れそう。ぱっと見ノーガードっぽいし。
なんで良いセラーと思ったかは、あとで話すよ。
脱線しちまった。このセラーの月利の話な。
eBayのプロフのページからアイコンをクリックするとストアに飛ぶ。
んで、ストアの「See All」から個人ごとのListingページに飛べる。
ここで、おもむろにSold Listingで絞って検索する。
すると、過去三ヶ月に売れた商品の一覧が出てくるわけだ。
この三ヶ月ってのは、eBayの仕様な。これを利用する。
(ちなみにこのセラーだと、ページの左上を見るとSold件数189件と出てきた。こいつの月の売上個数は60件強な、参考まで)
さて、ここからこの三ヶ月の売上金額を出してみよう。
件数が少なければ自分で数えてもいいし、このぐらいのセラーになると、ページごろExcelに貼り付けて、JPYだけ抽出して・・とやるだけで秒で割り出せるよな。
とにかく、こいつの3ヶ月の売上高は574万円ちょいだった。
で、ここから利益の出し方な。
まずな、三ヶ月の売上だから1ヶ月の売上なら1/3だろ?
190万円ちょいだ。
さらに、ここから月利を出すために、20%を掛ける。
すると、38万円。
これが、このセラーの想定月利だ。
こう見るとかなり旨いよな。
まぁ、そんなことないんだけど。
セラーの「毎月の手残り」は意外と少ない
想定月利38万と聞けばウハウハかもしれんが、このセラー自身は「利益すくねーな・・・」って常々思ってるハズだ。
それはな、この月利計算の20%のうち、10%分は消費税還付の分だからだ。
つまり、毎月の収支計算の際には月利10%の20万弱しか手元に残らない。
ふつーに食っていけない利益だよ。
そのうえで、年1回(※1)の還付タイミングでどかーんと返ってくる、そういう仕組みなんだよな。
※1 特例出せば複数回いける
※2 まぁ仕入れ値との関係とかいろいろ考慮すると厳密には10%とはならないんだけどな・・割愛します
「いやいやうちは常に平均月利20%ですわ、ナメてもらっちゃ困る」と言うアンタ、そういうアンタは幸せモンだよ。
多くのセラーはそもそも月利10%切ってるからな。俺の肌感覚では並のセラーなら月利8%がいいとこだ。
俺の稼げなかった時期、それから俺のコンサル生、そしてこの前別のコンサルさん・生徒さんと飲みにお呼ばれして聞いた感じ、ぜんぶ10%切ってるよ。
ふつーはそんなもんだ。
ちなみに俺の紹介してる3つの手法は、いずれも消費税還付を考慮「しない」月利だから、実際の還付後の利益はプラス1.5倍くらいだ。
なんでさっきのセラーみたいに倍じゃないかって?まぁ読んで考えてみたら分かるよ。
今更だけど、月利50万円じゃなくて75万円セラーって名乗ったほうがインパクトあったかもな・・・いやあんまり変わんねーかw
おまけ:このセラーさんはちょっと優秀
まぁ赤の他人だけど、晒しちゃったしちょっと褒めポイント残しておくか。
今回題材にしたセラーさんは、「食っていけない」とかdisっちまったが、それでもかなり優秀な部類だよ。
まず手残りとしての月利が20万円を超えてる。
これだけで日本人セラーの上位10%圏内に余裕で届いてると思う。
で、もっとすごいのはSold率だ。
このListingみて、なんか気がつくことないか?
そうなんだよ、たった1,200品しか出してないんだよ。
そんで200弱売れてるってことは(もちろん3ヶ月分だが)、6個出したら1個売れてるって計算だよな。
これは、普通に考えたらありえない確率だ。
100出しても1売れないセラーがざらに居るんだぜ?
何か秘密がないとこんな芸当はできないはずなんだよ。
仮にこいつが日本人セラーで無在庫やってるなら(二度目)、どうやってリサーチしてるのかとか出品の傾向を分析してみるのもアリだと思うぜ。
じゃあ、またな。
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