結果に関係なく、幸せになれる自分をつくる

「こうなったらいいな」と思うことで、ワクワクすることができます。私達は「こうなったらいいな」と期待することで、それを実現させるための行動を起こすことができるようになります。しかし、「こうなったらいいな」と、ワクワクする未来を思い描いても、そうならないときがあります。私達は不完全な存在なので、未来を完璧に自分の思い通りにコントロールすることはできません。「こうなったらいいな」と望んでも、そうなるときと、そうならないときがあります。

自分の望みが実現したら素直に喜んで、またワクワクできることを探すことができます。そして、「こうなったらいいな」と期待しながら、それを実現させるための努力を始めることができます。自分の望みが実現しなかったときは、ガッカリします。ガッカリしたというのは、「自分の思い通りに行かなかった」という事実を受け入れた証拠です。「うまくいかなかった」という事実を受け入れることができないときは、「こんなことがあってはいけないんだ」と否定し、怒りが湧き上がってきます。落ち込むというのは、「事実を受け入れる勇気があった」ということなので、まずはそんな自分を褒めることができます。

「うまくいかなかった」という事実を受け入れる

「うまくいかなくて落ち込んでいる自分」を受け入れることで、だんだんと心が鎮まっていきます。心が落ち着いてきて冷静な判断ができるようになったら、その「うまくいかなかったこと」について考えることができます。それがどうしても実現したい望みなら、「よし、もう一回チャレンジしよう」と、前を向くことができます。「もう、それは実現しなくてもいいや」と思うのなら、また違うワクワクすることを探すことができます。

「こうなったらいいな」という期待が実現しなかったときは、まずはその事実を受け入れる必要があります。その事実を否定しているかぎり、その場にとどまり続けることになり、前に進むことができなくなります。「こんなことがあってはいけないんだ」と怒り続けることで、「次は何をしようか」と考えることができなくなります。「あのときうまくいっていれば、、、」と、過去のことを考え続けることで、現在を精一杯生きることができなくなります。

「うまくいかなくても幸せに生きる」と決める

大切なのは、「どれだけ強く望んでも、うまくいくときとうまくいかないときがある」と受け入れることです。そして、「うまくいかないときがあっても幸せに生きる」と決めることが大事です。私達は、すべての結果を自分の思い通りにコントロールすることはできません。しかし、結果がどうであれ、「幸せを感じ取れる自分であり続ける」という心持ちは、固定することができます。

「あの人と結婚すれば幸せになれると思って結婚したけど、そうでもなかった」というとき、結果がすべてだと思っていると、その事実を受け入れることが難しくなります。「結婚して自由が減った」「共働きで大変だ」「全然自分が思っていたのと違った」「こんなことは望んでいなかった」と事実を否定することで、「結婚なんてしなければよかった」「こんな人と結婚しなければよかった」と怒り続けることになります。

しかし、「どんなときでも幸せに生きる」と決めていれば、「自分が思い描いていた結婚生活と違った」という事実を受け入れることができます。そして、「この状況で幸せに生きるためにはどうすればいいか」「この人と一緒に幸せに生きていくためにはどうすればいいか」と考えて、前に進んでいくことができるようになります。

自分の幸せを結果に依存しない

結果はどうなるか分からないから、自分の幸せを結果に依存してはいけません。「うまくいったら幸せになれる」と思っていると、自分の幸せが結果次第になり、精神状態が不安定になります。自分の幸せを結果に頼っていると、不安になりやすくなる、ということです。それよりは、「うまくいってもうまくいかなくても、自分のことだから幸せに生きているだろう」と思っていたほうが、心が安定します。「どんなときでも幸せに生きる」と決めていれば、うまくいったら嬉しいし、うまくいかなかったときは、「もう一回チャレンジできる」とワクワクすることができます。

ということで、どんな状況に置かれても幸せを見つけることができる、最強の自分をつくっていってほしいと思います。「どんなことに幸せを感じるか」という設定値は、状況によって自分で調節することができる、ということを忘れないようにしていきましょう。

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