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チガサキ⊿ライフ

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“徒然草”と言えば日本を代表する古典随筆であるが、その内容は皮肉屋のお坊さんが書いた愚痴や四方山話である。つれづれなるままの日常の出来事を、継続された文章で残す事に意義があるとの…
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2022年12月の記事一覧

チガサキ⊿ライフ337 : クリスマス (ツリー)

 初めて家族の総意で、クリスマスツリーは飾らなくて良いとの結論になった。今まで飾る事の推進派だった娘も、この年で不要派に変わってしまった。数年前から言われていたが、娘の口車に踊らされて、大きなツリーに買い替えなくて正解だった。  クリスマスは結婚記念日でもあるので、駅前の青山フラワーマーケットで売っていた、小さなツリー替わりを買った。ツリーらしいアレンジメントを探したが、シンプルなヒノキらしき枝葉に小さな飾りが添えられた物しか無かった。  帰るとリビングには娘と妻が居たが

チガサキ⊿ライフ306 : スーツ (Part2/サードスーツ)

1. 初洗い 1月4日から”初”洗いで、スーツを洗濯した。洗濯ネットに入れて、中性洗剤“エマール”を使って、ソフト仕上げで洗濯した。普通の洗濯モードと異なり、偉く時間がかかる。ネットとズボン用のハンガーの数がネックで、いっぺんに洗えるのは二着までである。干すのは直射日光を避けて、陰干しが必要である。 2. サードスーツ スーツが洗えるのは、東レが開発したウォッシャブル&ストレッチが特長のロワイヤル生地で作られているからである。スーツブランドORIHICAのコンセプト「Key

チガサキ⊿ライフ214 : やすり

1. 塗替え 年末に、リビングに置くアンティークのテーブルの色を変えると、妻が言い出した。自分でやるのかと思いきや、紙やすりを買って来いと言われ、息子と二人で近所のホームセンターに買い出しに行く事となった。紙やすりは、目が粗い順に30番、40、60、80、100、120、150、180、240番と、数字が大きくなるに従って目が細かくなっている。番手を選ぶ目安としては、100番以下が粗削りや表面の汚れを削る用途で、200番までは粗削り後の調整、200番から400番で仕上げ、さら

チガサキ⊿ライフ213 : 手料理

1. エプロンタイム 中学二年の冬休みに、料理を作って報告をする宿題があった。カレーみないた簡単な料理かと思いきや、本格的なムニエルを作っていた。ムニエルって何だと聞いて、家族の皆にバカにされたが、魚に小麦粉をつけてバター焼きにした料理である。何故かフランスかぶれ料理がテーマとなっているが、上手く作って、綺麗にレポートに取り込んでいた。 2. 雪見だいふく揚げ 雪見だいふくを揚げると美味しいらしいと、娘と息子が話して盛り上がっていた。ボンボンTVで見たらしいが、ボンボンTV

チガサキ⊿ライフ212 : たこ焼き

1. 人気店 息子がふと「大阪で本場のたこ焼きを食べたこと無い。」と言うので、大阪のミナミ・難波にたこ焼きを食べに行った。どの店にしようかと迷ったが、人気と立地から、戎橋筋で行列のできるお店の“わなか”なんば店にした。20名程がすでに並んでおり(タイトル写真)、並んでいると後ろには外国人が並んできた国際的にも人気の店となっていた。大阪に来たら外国人もタコを食べるようで、英語話せるかと話しかけられ、全部タコが入っているのかと確認され、入っていると教えてあげると納得していた。

チガサキ⊿ライフ210 : 駅弁

1. 牛タン 小学校の秋休みの宿題で駅弁の調査があり、学校からわざわざ企業に資料請求のはがきを送っていた。企業は株式会社ウェルネス伯養軒だそうだが、返事と共にレトルトの牛タンカレーが送られてきた。ネットで調べると税込み648円の高級品で、息子と同じ班の三人しか知らない秘密で、こっそり家で高級牛タンカレーを堪能していた。 2. パッケージ 調査結果を踏まえ、自分たちで駅弁を考案するのが課題だった。駅弁のパッケージを息子が考える役割で、茅ケ崎を前面にだしたデザインを考案していた

チガサキ⊿ライフ208 : 同窓会 (中学校)

1. 三連休 三連休に大阪に帰り、日曜日の夜に中学の同級生数名と20年ぶりに会った。同級生がやっている居酒屋に集合したが、今でも中学校の近くに住んでいるのは1人だけで、あとは色々と散らばっていた。 2. サプライズ 仲の良かった4人で集まるはずだったが、知らない間に参加者が増えており、3年生の時の担任だった先生まで急に登場した。私にはあえて内緒にされていたのだが、知らなかったので、危うく大きな声で悪口を言うところだった。中学3年の担任をしていた当時は、先生が35歳だったと聞

チガサキ⊿ライフ207 : ジム (プール)

1. 入会 ダイエットには運動が必要と、通勤経路で通えるプールを探したが、通いやすいのは駅前のプールとの結論に至った。どうせ始めるならお得なキャンペーン時にと、新春キャンペーン時期の1月4日に駅前のNASに入会した。22:00までに行けばプールで泳げ、会社帰りに通える、レンタル料も含む手ぶら会員を選択した。 2. 成果 最初は25mを5往復もするとヘロヘロになったが、徐々にルーティーンが出来上がり、1か月後には、100mメドレー (25m x 4)、ビート板のバタ足100m

チガサキ⊿ライフ188 : メッセージ

1. 誕生日 41歳の誕生日の朝、会社に行く時に何時も通りに息子を起こした。寝起き良く起きた息子は、「よおし、今日は誕生日の絵を描いてやるか!」と父親思いの気合を入れていた。19時過ぎに帰宅すると、二つのメッセージカードが準備されていた。 2. 娘 娘は、糊付けされた封筒に切り取り線をつけた芸の細かさだが、封筒の両面はうんこの絵だらけだった。更に封筒の中からも、うんこがでてくる徹底ぶり。しかし、中身は“お誕生日おめでとう”と祝ってくれていた。変なキャラは書かれているが、ちゃ

チガサキ⊿ライフ173 : クリスマス (物欲)

1. ツリー 冷めた息子はわざわざ飾らなくて良いと言っていたが、ノリの良い娘は聞くまでもなくツリーを飾る派だった。10年来使っているので、箱はすでにボロボロだが、クローゼットの奥から引っ張り出すと、娘が率先してよれよれのツリーの背筋を伸ばし、準備していた。毎年小さいと言われ続けている90cmのツリーだが、とうとう子供たちの座高の高さとほぼ同じになってしまった。 2. 女の戦い サンタなんて居ないとすでに悟った年齢だが、妻は未だに「サンタ協会に申し込んで、プレゼントを持ってき

チガサキ⊿ライフ161 : 年賀状 (羊年)

1. 年賀状 親の作る年賀状を嫌い、数年前から自分で年賀状を書くようになった娘が、干支の羊のキャラクターを作り出した。そのゆるキャラ風の羊を、友達に出す年賀状に、一匹ずつ手書きで丁寧に書いていた。どうも気に入ったようで、年始からいろいろな場面で登場することになった。 2. 書初め 1月3日に宿題の書初めに取り組んだ。真面目に取り組み、さっさと終わらせる息子と異なり、途中で飽きてきた娘が“書き初め”の定義にはずれる落書きを始めだした。やはりの羊キャラを描いているのであるが、筆

チガサキ⊿ライフ160 : ウッドデッキ (ペンキ塗り)

1. 大晦日 年末年始の恒例行事となった、子供たちとのウッドデッキのペンキ塗りだが、この年は脚立を購入して挑んだ。近所のホームセンターで脚立と同時にペンキも購入したが、ペンキの色は子供たちが譲らず、子供達で選ぶことになった。無難な茶色系に誘導しようと試みたが、娘と息子がそれぞれの主張を譲らず、外側を娘の色、内側を息子の色とすることで妥結した。 2. 外観 娘のセレクションで黄緑色は、意外と外観に大きな違和感はなかった。リビングと娘の部屋でも塗っている色だが、思ったよりやさし