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日本で一番「やさしい」新入社員研修

入社式が終わり、明日4月4日から新入社員研修がスタートするという組織も多いことと思います。

私たちの会社は、新入社員研修を提供する立場です。
私たちの研修は、日本で一番「やさしい」研修を目指しています。
それは、新入社員研修だけでなく、すべての研修での基本となります。

自分から学びたい、成長したいという思いがあれば、難しい知識でもレベルの高い技術でも、頭と身体が喜んで吸収していきます。
そして、困難な経験もチームで力を合わせ乗り越えて行きます。

まず、私たちはその思いが出てくる学習環境、研修環境を整えます。

社会心理学者のデシとライアンは「自己決定理論」を提唱しました。

それは、「自分でやりたい(自律性)」「能力を発揮したい(有能感)」「人々といい関係を持ちたい(関係性)」の3つの欲求が満たさせると私たちはやる気になり、幸せを感じるということです。

では、どのような研修環境が必要なのでしょうか。
新入社員が「自ら考え、行動したい」という意欲を高めるためには「多くのルール」は必要ありません。

研修講師は、講師という役割です。偉い人ではありません。
講師は「学び」を促進することが使命です。

よって、研修のルールもできるだけ新入社員自らが作る方が良いでしょう。

「有能感」を高めるためには、スモールステップで進めていきます。
階段を昇るように、一歩一歩進めていきます。
一歩上がるとき、講師から「成長のフィードバック」を伝えます。
これが次の一歩を上がる時の勇気づけになります。
そして、毎日のリフレクションで自分の成長を整理し、喜びにつながけます。

「関係性」を構築するために、会場の一体感、グループの一体感を高める活動を積極的に行います。
そのベースとなるのが心理的安全性です。

組織行動学を研究するエドモンドソン教授が提唱しました。

「他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰をあたえたりしない」という確信をもてる学習環境を作っていきます。

「上手くできない」・・・でも大丈夫!!
それは経験が少ないから・・・それだけの理由です。
正しい考え方、やり方を知らないから・・・それだけの理由です。

学びを支援する立場にある、上司、先輩、先生が
「人を伸ばす力」を習得することで、部下、後輩、生徒・児童・学生は育ちます。

これからも「学びを支援するには」について考え抜いて行きたいと考えています。




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