犯人CO(カミングアウト)とは?第2回(全2回)

前回の記事で犯人COに対しての見方を考えました。
今回はそこから、考えられる犯人COに対して考えたいと思います。

0.前回の犯人COに対しての見方の結論

は下記として記載しました。
「犯人COが絶対ダメだ」に賛成の方は、
プレイヤーとして"犯人COしちゃいけないゲームなのにするプレイヤー"や、"犯人として犯人CO"がプレイとしてNGなのでダメだ。作品として、そうさせる作品はダメだ

反対の方(つまり「犯人COはありえるの方」
主に、作品して、.犯人COを封殺する考え方(ゲーム/作品を制限するようなもの)は、良くないのではないか。
次に、プレイヤーとしては狂人としての犯人COの場合もあるから問題ない場合のあるのでは?、と言う方、がいると考えました。

1.賛成の考え方

"犯人COしちゃいけないゲームなのにするプレイヤーがNG"や、"犯人として犯人COがプレイとしてNG"という見方に対しての考え方になります。
これは、例えば人狼であれば狂人や人狼が下手をしてそれが、いまいちなゲーム回になっても、また役職を変えて遊べばよいのですが、マーダーミステリーは一度しか遊べないので「プレイヤーに依存してゲームが破綻してはいけない」ということを指していると思います

これは、私はマーダーミステリー経験が多くないのでわからないのですが、事実ではある、と思います。しかしマーダーミステリーも数多くの作品があるわけで、破綻を避けるために参加のハードルをあげるのもどうか、と私自身としては思います。(もちろん悪意を持って犯人COをする、ゲームの妨害をするようなことは除く)
ある方の言葉で「マーダーミステリーやるうえで、[犯人COをするな]と言わないと犯人COするならば、それはマーダーミステリーやるのにむいていないのでやめた方が良い」というものがありました。
これに関しての結論を述べるのは避けますが、
例えば野球であれば、「打った後にバッターが右に走る」のは「割と自然な行動」として捉えられ、コメディなどで「左に走るのは運動苦手の人」という場面があります。これは「野球が右利き用」に作られているためであって、「左利きの人は左周りの方が走りやすく」なります。
そうすると、「野球は左利きの人はむいていない」のでしょうか。
事実、正直捕手・内野手は右利き有利です。しかし投手や左バッタ―等「左利きが向いている部分」もあります。

「ゲームの性質上仕方がない部分」は何であれありますが、マーダーミステリーは多くの人が楽しめるゲームであってほしいな、と思います。

2.反対の考え方

まず、「作品して、犯人COを封殺する考え方(ゲーム/作品を制限するようなもの)は、良くないのではないか。」

これは作品によりけりなので何とも言いがたいと思います。「いろんな作品を遊びたい」というプレイヤー視点、「いろんな作品を作りたい」制作者視点でも違いますし、そもそも「マーダーミステリーとは何か?」論になり、さらに「ミステリーとは何か?」議論になり、それに関しては結論なんて出ていないと思うので。
現段階では、余りにマーダーミステリーとは外れているものは、口コミなどでその枠から自然淘汰的に外れるのを待つべきかもしれません。

次に、プレイヤーとしては狂人としての犯人COの場合もあるから問題ない場合のあるのでは?に関しての考えですが
これは、1の賛成の場合と同じく、「そういう場合もある」けれど「そうでない場合もある≒破綻してしまう場合もある」と思います。
そのため、そこはGM(運営)として作品の性質を考えたうえで、「狂人はいません」とか「犯人COはありません」などが必要であれば言うべきではないか、言うことで「狂人が犯人COの可能性」なども考え、様々な遊び方があるのではないかと思います。

私としては、反対の人の考え方は、GMなり運営なり、作品ありでコントロールできるのでは、と思います。
賛成の人から反対の人に対して「犯人COが良いかダメかを説明するのに」「サッカーでオウンゴール決めては良いかだめかなんて説明しますか?」というものがありましたが、「相手のゴールに入れましょう。自分のゴールに入れてはだめです」といえばよいだけだと思います。
「わざわざ言わないといけないのか?」という意見もあるかもれしれませんが、サッカーを知っている人に言う必要性はないかもしれませんし、「余り知らない人」がいれば、言ってあげても良いのではないのでしょうか。

言わなかったけれど「それくらいわかるよね」ではなく、「なぜそれをしてしまったのか」を考えた方が、建設的な気がします。

以上で、本問題に対しての考察を終了します。
結局「お前は何が言いたかったの?」と言いたい方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は「みんなが楽しく遊べる」ことを目標としています。そのために「なぜそう考えるのか」を考えて、前向きに進めていければな、と思っています。

以上、長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

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