有機物と無機物のあいだ

 トマトの苗を買ったんですよ。ベランダで育てるために。うちのベランダには小さな物置があって、そこに去年使って残っている肥料とか土とか入れてたんだけど、開けたら様子が変なのよ。

 こ、、これはと思ってよくみると肥料の袋がやぶられてたり、ホウキが短くなってたり、糞が、、ネズミにやられていました。うちマンションの3階なんだけど、ここの物置を攻めるとは。。。


 ショックだったんだけど、被害にあった肥料って丸いモデルガンの弾みたいな固いもので、土に混ぜておくものなんだけど、これ食べるんだな。ネズミはどうやってこれは食べれると判断するんだろう。もうどうみてもプラスチックの球にしか見えないけど。やっぱ匂いかな。そもそもこれは自然には存在しないものなのに、食べれる!って判断するっていうのか不思議だなって思って。


 福岡伸一さんの本に「生物と無生物のあいだ」って本があってそこに書いてあったと思ったんだけど、人はどうやって石と生物の区別をつけているか?っていうような話が書いてあって、まぁそんな明確な答えは書いてなかったと思ったんだけども、これって食べ物を見分けることができるかってことだよなーと思った。生物として基本的に備わっているというか一番大切な能力って「これ食べれるのかな」ってとこだよね。

 これは毒の有無とか体に良い悪いって言う判断じゃなくて、これが無機物じゃなくて有機物だって判断できる能力。

 どうして石って、石だって一目でわかるんだろ。そんなところから、人は何をもって「美味しそう」って感じるんだろってことを考える。


 あっそういえばケニアでは妊婦の人がたべる石があるらしいです。そういえば塩も無機物かー。

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