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いまだ現役。ハンス・ウルリッヒ・ルーデルが助言したA-10サンダーボルトⅡ@三沢。

久っさびさに、飛行機の模型を引っ張り出します。
しっかしnoteの方でこのタイトルの意味がわかる人いるのかなあ。

まいっか。
ということで、

フェアチャイルドA-10"サンダーボルトⅡ"。

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この飛行機にはホント、機首のシャークティースが似合う。トゥーッス!

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特徴は、

・翼に後退角が付いておらず、真横に長い。
・エンジンは2基、しかも背中に担ぐ。

これはですね。

この飛行機が担う特別な任務に沿った設計になってるんですね。
その任務ってのは、戦車他の地上目標の攻撃等により地上軍を支援するっていう、ほぼ、その1点に特化してるんですね。
・長ーい直線翼は、低高度・低速度で良好な運動性を発揮するため。スピードは不要。
・エンジンを背中に担ぐのは、地上から発射される赤外線追尾ミサイルから追われにくくするため。
などなど、明確な目的と効果があるわけです。

ルーデルの助言

でね、こういう設計にしたほうがいいよ、って助言したのは、なんと第二次大戦で飛行機から戦車を500両以上撃破したっていう、ハンス・ウルリッヒ・ルーデル元大佐。
乗ってたのはこれです↓(ハセガワのプラモの箱絵。いいね!)

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ユンカースJu87"スツーカ"G型。

注目は、翼に抱えた2門の巨大なガン。
なんと口径37mm!
1発当たっただけで戦車を撃破できるものの、装弾数は片側12発のみ。両側同時に撃つので、撃てるのは12回のみ。物凄い集中力が要る。
しかも砲が重くて、操縦がひどく難しかったらしいです。
こんな風に撃つ。実際の映像です。ひえー↓

このルーデルさんの助言を取り入れたってんですから、このA-10、一体いつの時代から飛んでるの?というと、
なんと、初配備が1976年というんですから、
もう45年間も現役です!!

で、冒頭の写真は、三沢から飛行機に乗った際に見えたA-10の隊列。(2019.5)

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直線的な翼とグレーの塗装で、一発でA-10だ!ってわかりました!

一方で、50年にわたり日本の空を守った、航空自衛隊のF-4 ファントムⅡが、昨年末、ひっそりと退役しました。50年もですよ! 悲。寂。そして、感謝。

それでは、またー。

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