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近未来スマートシティの頭脳は量子コンピューターになる

近未来のスマートシティの頭脳は量子コンピューターが未来を予知した判断をすることになります。
世界量子コンピューティング市場規模は、2023 年に 8 億 8,540 万米ドルと評価され、2024 年の 11 億 6,010 万米ドルから 2032 年までに 126 億 2,070 万米ドルに成長すると予測されており、予測期間 (2024 ~ 2032 年) 中に 34.8% の CAGR を示します。

【スマートシティの頭脳となる量子コンピューター】
民間と公的機関の両方から最も注目され、資金を集めている分野は、量子コンピューティングです。量子コンピューターの主な利点は、並列化にあります。並列化により、同時計算が可能になり、時間とエネルギーを大幅に節約できるほか、計算能力が向上します。
量子コンピューティングの潜在的な用途は、金融(金融リスクの予測)、ヘルスケア(現在10年以上と数十億ドルを要する新薬発見の時間とコストの削減)、EVバッテリーの材料の最適化、そしてもちろん防衛など、さまざまな分野に及びます。その結果、量子コンピューティングは世界中の国々にとって戦略的な優先事項となり、研究とイノベーションへの多額の投資につながっています。量子科学技術への世界的な投資は現在300億ドルに迫っており、米国、中国、欧州(それぞれ約50億ドル)からの貢献が目立っています。

サプライチェーンの面では、共同研究プロジェクト、特許ポートフォリオの開発、スタートアップの設立、Intel、TSMC、GlobalFoundries、X-Fab、SkyWater などの半導体ベンダーや機器メーカーの関与を通じて、量子エコシステムが成熟し、強化されています。現在、D-Wave、IonQ、Rigetti、PsiQuantum、Xanadu などの少数の企業がこの領域における世界の資金を独占しており、合計シェアは 70% に近づいています。毎年、主にコンピューティング分野で多数の量子スタートアップが登場し、ソフトウェア、材料、ツール、デバイス、システム、エンドユーザーという各レベルで完全なサプライチェーンが構築されています。
https://www.eetimes.eu/slowly-but-surely-quantum-computing-will-transform-industry-and-society/?utm_source=eetimes&utm_medium=network_article&_gl=1*4wyplo*_gcl_au*MTkxNzEwMTU2Ny4xNzI2NjU0NDM0*_ga*ODg1NjQ5MTY5LjE3MjY2NTQ0MzQ.*_ga_ZLV02RYCZ8*MTcyNjY2MTEzOS4yLjEuMTcyNjY2MTE2MC4zOS4wLjA.

【筆者が主宰するニッポン半導体再成長させる会】
2016年2月12日(金)の会で、私がスマートシティに量子コンピューターが必要になる未来を講演しました。

【日本の動向】


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