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【働き方実験】文化・芸術は人の生活に寄り添った仕事になり得るのか?

こんにちは!
映像制作やイベントの運営、サポートなどを行なっている伊藤といいます。
現在は、平日週5日映像制作会社で働きながら、フリーランスとしても色々やっているという身分でございます。

気軽にあっちゃんとでも呼んでくださいませ。
たまに監督として映画もつくっています。

この度、ランサーズ社が運営するコミュニティ「新しい働き方LAB」の第4期研究員として参加することになりました。
私が参加するのは、こんな企画です。

「【まちづくり実験室】まちの拠点から、ヒトが喜ぶコト・モノは開発できるのか? ~まちの図書室、まちのお土産、まちのアートを作ろう~」

この中の【 まちのアート(地域芸術祭部門)】にて活動いたします。

この企画に参加して、私は一体何をしようというのか。
何をしたいと思っているのか。

今回の記事では、その内容や実験の計画について書いてみました!

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」に参加する過程で、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
「研究員制度」にご興味のある方はこちらへどうぞ。
https://hosting.lancers.jp/lp/lab_researcher/


◆実験の目的と背景

「芸術は、本当に人の生活に必要なのだろうか?」
「すぐに消費され忘れられるコンテンツの制作ではなく、センスを見せつけるような作品づくりでもなく、誰かの生活に寄り添いながら芸術を仕事とすることは難しいことなのだろうか?」

一昨年、1年間映画制作学校に通った頃から、私はそんなことを考えていました。
不適切にも程があるのかもしれませんが、「クリエイターは偉いんだ」と言わんばかりの学校側の雰囲気に、気圧され戸惑っていたのでございます。

僕は、映画に救われてきたと思っています。
しかし、それは「偉いクリエイター」がつくる映画をひとりで鑑賞して得た感情だけではなく、感想を言い合ったり、映画の読書会を行ったり、自分も映画を作ってみたりすることで「参加する場がある喜び」「人とつながる喜び」を感じたために思ったのです。

年齢も、性別も、障がいの有無も、住んでいるところも関係なく、誰もが文化・芸術への参加者となれる場(コミュニティ)を作りたい。

いつしか、こんな風に思うようになりました。
そしてそれは、流行に沿ってコンテンツの生産と消費をものすごいスピードで行い続ける大都市ではできない。
人と人の距離が近く、さまざまな価値が同時に交差する場所で、このことの実践を考えてみたい。
そんなことを思っている次第なのです。

※そんなプロジェクトについて考え、以前から書いていた簡単なスライドがありますので、よければご一読を!文字多すぎるんですけど!

3年後にこの場づくりという目標を達成することとし、「かけがわ茶エンナーレ2024」美術プロジェクト開催への協力に奔走しながらも、目標達成に向けたさまざまな実験を掛川という地で行っていくこと。
それが本実験の目的です。

目標を達成する上では、次の2点の考えをベースに、実験・検証していくことが大切だと思っています。

・文化・芸術が、人と地域の生活に寄り添ったものとして続いていくこと。
・その活動が、仕事として持続可能な形で続いていくこと

そのため、本記事のタイトルもこのような形になっています…!

◆検証したいこと

「かけがわ茶エンナーレ2024」美術プロジェクト開催に尽力していく中で、こんなことも検証したいと思っています!

【芸術を介した持続的なコミュニティづくり】
茶エンナーレが終わった後も持続するコミュニティづくりに、貢献できることがないかと思っています。
一時的にではなく、今後も続いていくコミュニティとなるような取り組みがしたいです。

【芸術祭や地域の魅力発信】
芸術祭や地域の魅力を、動画で外部に発信したいと思っています。
人に興味を持ってもらう、効果的な発信を検証します。

【芸術活動は、ランサーズでパッケージ出品できるようになるのか】
映画制作学校を卒業し、去年から映像制作の仕事を始めました。
しかし、映画の手法を、現在の仕事に取り入れられていないと感じています。

現在、企業の事業やセミナーを紹介する動画や、採用のための動画を制作したりしていますが、クライアントの「情報」を動画で伝えるだけではなく、違ったアプローチで「伝えたい価値をよりよく伝える」ことができないものかと考えています。

そのため、例えば、劇映画やドキュメンタリーなど、一般的に見られるPR動画制作などとは違ったテイスト・アプローチの動画制作で、ランサーズのパッケージ出品ができないか(仕事にならないか)検証します。

クラウドソーシングにおいて、「こんな芸術に近い分野でも仕事になるのか」という実績を作りたいと思います。

◆活動の概要

①ドキュメンタリー撮影
「かけがわ茶エンナーレ2024」当日まで(ひとつの絵ができるまで)の短編ドキュメンタリー映画を制作したいです。
(可能であれば)参加してくれた方にインタビューを行います。
「どうして参加しようと思ったか」「掛川にどんなことを思っているか」等

地域の魅力や取り組みについて、ドキュメンタリーを通して知ってもらい、
「自分も参加したい」と思ってもらえる人を増やします。

②ランサーズで、ドキュメンタリー制作の仕事をパッケージ出品
芸術祭のドキュメンタリー制作の後、ランサーズでのパッケージ出品を行います。
内容としては、「ドキュメンタリー・劇映画の手法で、地域の魅力発信します」といったようなもの。

③持続的なコミュニティづくりのためのヒアリング
・「かけがわ茶エンナーレ2024」美術プロジェクトのコミュニティ参加者に、今後やってみたいと思う文化・芸術活動がないかヒアリング

・年齢層や、住んでいる地域などヒアリング
(どんな属性の方が興味を持ってくれる取り組みなのか、把握するため)

◆アウトプット・成果

上記の制作・ヒアリング内容は、期間中随時noteやInstagram、YouTube等で発信を行います。
また、活動終了後には各取り組みについての報告レポートをまとめる予定です。

最終的に、「人々の生活の中に芸術活動が当たり前にある」ような活動に関わることを目指したいと思っています。

◆実験の測定方法

①ヒアリング・インタビューを通して、以下の項目について分析を行います。

【芸術祭参加者へのヒアリング内容】
・芸術祭の活動に関わろうと思ったきっかけ
・どこで茶エンナーレを知ったか
・家族構成
・居住地
・仕事
・芸術祭に関わったことで、芸術に対する意識の変化はあったか
・もしくは、生活・行動に変化はあったか
・今後やってみたい文化・芸術活動はあるのか

②ドキュメンタリー映画をYoutube等、動画プラットフォームで公開。
視聴回数1000回以上を目標とする。

③ドキュメンタリーなど映画的手法での動画制作を、ランサーズにてパッケージ出品。
今年中に1件の受注が目標。

◆スケジュール・進め方

・7月〜8月:
ドキュメンタリー動画について、【 まちのアート(地域芸術祭部門)】のメンバーに相談。
 ⇨ 必要な動画撮影

・8月〜11月:
動画撮影、編集。
参加者へのヒアリング。
その他、芸術祭の取り組みお手伝い。

・11月
ドキュメンタリー動画完成(仮)→ 発信
ヒアリング内容まとめる → 活動メンバーと共有。今後の持続的なコミュニティに運営について、お話しする。

・12月
ランサーズ パッケージ出品。
報告レポート作成。

以上、「#私の働き方実験」の計画となります。
長々と失礼いたしました!

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気になったら、話しかけてやってください〜

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