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仮面ライダーギーツ第16話『謀略IR:キツネ狩り』感想

◆アバンの雑記パート

・コミックマーケット101お疲れさまでした

まずはC101お疲れさまでした!たくさんの人にお会いできてうれしかったです!今回の新刊は当noteで連載させていただいている仮面ライダーギーツ感想のまとめ本でした。
今回の売り上げは体感で夏より厳しい結果でしたが周辺サークルも似たような感じだったので冬コミは基本的に売り上げが下がる現場であると考えた方が良いかもしれません。まぁとりあえず自分としては語ろう中田ヒーローズ2の告知ポスカをばらまけたのでよかったです。

さて、その『語ろう中田ヒーローズ2』ですが1/1より参加者の申込受付を開始いたしました。

今回より新たに『イラスト部門』を新設いたしまして企画として更にパワーアップいたしました語ろう中田ヒーローズ2を是非ともよろしくお願いいたします!現在参加者2名!理想の世界を叶えるために皆様是非ともよろしくお願いいたします!だれでも参加可能なアンケート企画もやっているよ!

【語ろう中田ヒーローズ2企画概要】

【アンケート企画】

アンケート企画はぼくのわたしの中田裕士資料グランプリ中田裕士キャラ総選挙2023の二種類を開催しております。
回答は1回答のみからでも可能ですのでよろしくお願いいたします。


◆仮面ライダーギーツ第16話『謀略IR:キツネ狩り』感想

・運営にお膳立てされたキツネ狩りの中で

ギロリは景和に接触を行い……

ラスボスを目の前にして道長が無念の退場をしたり英寿が記憶を取り戻し仮面ライダーギーツとして復活したりと怒涛の展開だったデザイアグランプリ最終戦『戦艦ゲーム』
しかしながらギーツが撃破してもゲームが終了されず、不審に思っていたところにゲームマスター・ギロリから敗者復活戦『デザ神決定戦』に招待された……というのが前回までのあらすじ。

デザ神決定戦の内容は『キツネ狩り』、ギロリ曰く『猟犬たちが追い詰めたキツネを狩る優雅で華麗な紳士のゲーム』とのことだがつまり中世の貴族のように洗脳されたスタッフライダーがあぶり出したギーツを狩るゲームと言う方が近いのだ。ここにきてデザイアグランプに対する説明を大幅に欠いた上でお膳立てされた形でギーツを狩れという命令であり、心の整理が全くつかない景和は当然の葛藤をした。しかしギロリはそんな景和に彼の願いである『退場した全ての人たちが蘇った世界』を褒めコマンドバックルを私、改めて『理想の世界を叶える事の必要性』を訴えかけたのだ。バッファ亡き今、ギーツの対抗カードとして有用なのは正義感で動いている景和だと考えているのだろう。
そして祢音の方にもスタッフライダーに追い込まれるギーツが現れる。スタッフライダーは参加者である鞍馬祢音の付近に追いやってから即座に撤収したあたり、本当にあくまでお膳立てのために出撃しているだけの存在のようである。呆然と立ち尽くす祢音にギーツは『俺を倒したヤツがデザ神になるゲームという事はお前ら全員を倒せば俺がデザ神って事だろ』と変わらない態度を示し、改めて戦いに対する祢音の意思を問いかけるのだがその時前回洗脳されたパンクジャックが襲い掛かってきたため英寿はギーツに変身して応戦する事に。

葛藤の中、判断を迫られる祢音。
ギロリに甘言を囁かれ続ける景和。

景和も祢音も手段を選ばなくなった運営に膳立てされ、心の整理をつく前にギーツとの戦いを迫られるのは本当に辛いし、覚悟が決まっているはずのギーツにとっても前回絆を深めたパンクジャックに銃口を向けるのはあまりにも過酷な事である。
判断を見誤ったその瞬間に爆発が起き、パンクジャック・晴家ウィンは脱落をしてしまった。前回英寿と絆を深め自らの意思で共に戦う事を選んだ彼の結末はあまりにもあっけなく、デザイアグランプリの記憶を忘れ俗世にすら帰る事ができない『爆死』という結末はあまりにも残酷だった。

ギロリはデザイア神殿でパンクジャックに『最後まで役立たずだったな』と吐き捨てる。夢を失い、運営の駒として行き、自我を取り戻したウィンは再び運営の駒として使い捨てられた。この惨状をみていられなかったツムリは語気を強め『ライダー同士が戦うなんてルール違反です』と抗議するのだがギロリは『世界を守るためにはギーツに変わる救世主が必要だ』と主張をし、これは新たなデザ神を鍛えるための試練だと言って切り捨てた。理論はわからないでもないのだけれども冷静さがないよギロリさん……

そしてデザイアサロンの休憩所でパンクジャックの脱落の報を受け愕然とする景和。祢音は祢音なりに自分の決断を出した様子で景和に決意を吐露した。『自分は自分のやり方で戦う』『使えるものは使うと決めた』とのことだった。よくよく考えると祢音はここでどういう戦いを実行するかは言っていないのである。初見の時は『ついにギーツを倒す決意を?』と思ってしまったのだが、二人は二人なりにデザイアグランプリに対する挑み方を改めて考えていた…という事なのだ。邂逅編を経て戦士として成長し、謀略編で盤上の駒として扱われながらも自分の意思とは何かを何度も考え続けた二人の良い場面である。

・それぞれの決意と祢音の戦い

ツムリは一体何を知っているのか

一方、スタッフライダーの魔の手を逃れ、倉庫へ隠れていた英寿だったがそこにツムリがやってきた。
ゲームナビゲーターが協力していいのかと問う英寿に対しゲームマスターには内緒ですと差し入れを渡した。『流石姉さん、家族っていいね』と茶化す英寿だがこのおいつめられた状況でツムリに声をかけられたのは何よりも救いだったのだろう。姉さんはやめてくださいといいつつも英寿に対して願いの真意を問いかけるツムリ。

「知りたいんだ。何故俺みたいな存在が産まれたのか、俺が生きている意味はなんなのか、母さんに会って確かめたいんだ。」

仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤルのエピローグにて『英寿はこの時代の人間ではない』という情報が提示されてたのだが、ここにきて浮世英寿が普通の人間では無い事がほぼ確定になってきたのだ。
『西暦元年からデザイアグランプリに参戦している』『この時代の人間ではない』『何故俺みたいな存在がうまれたのか』……単純に考えれば英寿は不老長寿の存在であると考えられるのだが時空を転移しているタイムリープ者である可能性もあるのかなと思ったり。
真剣に話をきくツムリに英寿は前任者であるミツメという存在を知らないかと問うのだがツムリはその名前に対して酷く動揺した様子で質問に対して『話せない』と答えるのだが、ルールに堅実で秩序を尊寿するツムリの性質を理解しているであろう英寿はデザイアグランプリの守秘義務的な物を察し『だと思ったよ』と納得したような笑顔を見せた。

葛藤のまま自宅に帰還した景和は沙羅に『もし父さんと母さんに会えたら嬉しい?』と問いかけた。新世界になり、姉の沙羅は再びどういう経緯で父と母を失っているのかについての記憶を喪失させているのだが存在していたという事実すら失っているわけでは無い。
沙羅は質問に対して自分は十分幸せだと言った。健康に自由に、弟である景和と暮らせていけたらそれでという庶民的な幸福を大切にしていた。ただ欲を言えばお互いいい人を見つけて結婚とかできたら父も母もそれを望んでるのではないか…と。あくまで現状に幸福を感じている姉に納得しつつも『でも本当なら姉ちゃんのウエディング姿を見せてあげたい』と呟いた。
景和自身、幼い頃から自分を助けてくれ、就職活動もうまくいかない中で甲斐甲斐しく自分を支え続けていた姉について思う事があったのだ。

「やめよ、叶わない事考えても悲しくなるだけだから。」

沙羅はそう言って会話を打ち切った。景和はキッチンに向かう姉の背を見てから『叶えられるよ、俺が世界を変える。』そうつぶやいた。これについてはいずれ本当に景和と英寿の願いがぶつかる時が来るんじゃないかなぁと考えてしまう。英寿は母のために人の憎しみを背負いながらもデザイアグランプリで願いを叶え続けて核心に迫ろうとしており、景和自身も願いの形を徐々に固めようとしているのだ。
そして鞍馬祢音はデザイアグランプリのスポンサーであり、鞍馬財閥の総帥である鞍馬光聖に対話を行っていた。参加者を一方的に陥れるためだけに実施されている『キツネ狩り』についての話である。鞍馬の権力と庇護から脱出するために戦う彼女が謀略編で唯一無二である『鞍馬のポジション』を自身のカードとして見做し扱う事を決意した事。このことによって意図せずして彼女は鞍馬の家に真摯に向き合う事になっているので彼女は最終的に鞍馬の家から出ず愛に向き合う決心を固めそうだなぁと考えてしまう。
鞍馬光聖は真相に辿り着きつつある娘に対話を許したのだった。

・ギーツVSタイクーン、そして……!?

今回は景和の演技だったが二人の想いはいずれ激突する運命にあるのかもしれない

翌日、スタッフライダーに追い詰められる英寿を見ながらギロリは景和に『君も覚悟ができたようだね』と声をかける。
追い詰めてきてたスタッフライダーの手が引かれ、英寿はこの戦いの場に狩人が来た事を認識した。

「へぇ、なんだかいい顔するようになったな。」
「君には色々助けてもらったし感謝もしてるよ。けど、俺にも叶えたい世界がある。」

『お前は間違っていない』、だれよりもデザイアグランプリの性質を理解している英寿は寂しそうな笑顔を浮かべてからコマンドバックルに手をかけ、ギーツVSタイクーンの戦いが始まった。
ここからの中田裕士さんVS永徳さんのレイジングVSレイジングの剣技バトルが始まるのだが、剣を扱いつつ蹴りで打ち倒す剣術アクションとがむしゃらにぶつかる剣術アクションのバトルがアツい。ギーツに食らいつくも押されるタイクーンもただで膝をつくわけがない。そしてレイジングソードのメーーターが満タンになり、戦いはコマンドフォーム ジェットモードのギーツとコマンドフォームキャノンモードのタイクーンの戦いとなる。飛翔能力に特化したジェットモードと超パワー砲撃に特化したキャノンモードの戦いは剣技とスピード戦闘が元から得意であるギーツに軍配があがる。徐々に相手を追い詰めるギーツは戦いの現場である廃工場の中にあるコンテナを押し物理でタイクーンを追いやっていった。当然タイクーンは上から狙わざるを得なくなり、上からギーツを狙おうとするも当然ギーツは計算済みでありタイクーンが首を出したタイミングでレイジングソードで切り捨てた。
やっぱり強いと呻くタイクーンにお前も強くなったなと言うギーツ。でも俺の勝ちだと圧倒的優位で斬りつけていくギーツはあらゆる手段を使ってタイクーンを追い詰めていく。

そしてそんな様子をギロリが見つめていた。
ギーツが生き残る結末は存在しないとビジョンドライバーをセットし仮面ライダーグレアに変身しギーツに狙いを定める。そしてギーツが振り返ったその瞬間タイクーンの砲撃が炸裂した。その砲撃はギーツの肩を抜け、グレアに炸裂。全ては景和の作戦通りだったのだ。ギロリが手段を選ばずギーツを落とそうとし自分を勝たせようとしている今、自分がピンチになれば必ず『介入』が行われる。どういうつもりだと怒りを滲ませるグレアだが、そこへニラムが現れた。ギロリに公開式で不正を働かせるようあえてギーツ討伐の急先鋒となりゲームマスターが不正を働く一部始終をニラムに見守らせる。謀略にまみれた今期デザイアグランプリで最後に謀略を働いたのは桜井景和だった……と考えると色々な意味で恐ろしくもあるのだ。

ニラムがここにいる理由は祢音が鞍馬光聖を通じてゲームプロデューサーに告発した事によるものであった。パンクジャックの自爆テロの件もしっかり伝えているのであの時に祢音は気づいていたのかと感心してしまう。しかしながらギーツがパンクジャック殺しの罪を背負わなかったとはいえ夢をかたった晴家ウィンがギロリに洗脳され自爆テロを行ったのは本当に辛い。
『ゲームマスターによる不正は認められない』と言ったニラムはグレアにゲームマスター失格の烙印を言い渡した。
グレアは激しく動揺し、ギーツのくだらない願いから世界を守ろうとしたのだと言うのだが、それに『くだらないなんていうな』と反抗したのはタイクーンだった。

「大勢の人たちがデザイアグランプリに参加してきた、命がけで自分の人生をかけて戦ってきた、どんな願いだって命を懸けて戦う限り立派な願いなんだ。それをくだらないなんて言うアンタが許せない!アンタは…みんなの願いを踏みにじったんだ!」

タイクーンの訴えに『いうようになったな』と言うギーツはこの発言に孤独な戦いを続けている自分自身がどこか認められた風に感じたのだろう。グレアはそんなタイクーンに理想の世界を叶えるチャンスを棒に振るなんて愚かだと言い全員を強制退場させるべく襲い掛かってきた。
祢音もナーゴに変身して助太刀に入り混戦となるのだが、己のコントロールが効かなくなったグレアの様子を見ながらニラムは『己のコントロールが効かなくなるとは彼らとの接触が原因か』と呟いた。まるでギロリがコンピューターかなにかの類のように。
グレアVSギーツ&タイクーン&ナーゴの戦いは三人がかりでようやく互角といった内容で、やっとの想いでグレアに膝をつかせる事に成功するのだがその闘いの間に入ったのはニラムだった。
これ以上大切なプレイヤーに傷をつけられては困ると言ったニラムはグレアの変身を指パッチン一つで強制解除。まるでデータ粒子のように消滅しかかっているギロリは『ジャマトは今も成長し続けている、私が仕切らないでどうやって対抗するんだ』と手を伸ばすも、消えかかっているギロリの手は届かない。末期は暴走し続けていたとはいえギロリはギロリなりにジャマトに対して真面目に対抗しようとしていたのだ。ニラムはその様子を見て『貴方の代わりはいくらでも居る』とにこやかに言い、ギロリは消滅していった。ニラムは何事も無かったように笑顔でギーツたちに礼を言い立ち去って行く。これにて謀略の戦いは終わった……と思うべきなのだがデザイアグランプリを司る存在たちが一体どんなものなのかについてはまた謎が深まってしまった。
戦いを終えた英寿は『まさか俺が化かされるなんてな』と言い、景和は『化かすのは狐だけじゃない』と返した。狸だってやるときはやるんだよと言う景和は色々な事を乗り越えて逞しい顔をしていた。負けてなんかいられない祢音も『猫もね』と笑顔で言う。
景和は英寿に英寿の願いを見た事を伝え、英寿は『くだらないだろ?』と笑うのだが景和はいたって真面目に捉えていた。よくわからないけど母親に会うために必要な願いなんだろと理解を示してきた。英寿の願いは祢音が景和に伝えたかだらという。戦いの前の日のやり取りも母を探し、デザイアグランプリで戦い続ける英寿を想い『もし自分なら』と思ってのものだったのだ。
だから次は正々堂々勝負をしよう、そういう景和に英寿はやらせが発覚したのだから今回のデザイアグランプリはデザ神なしで打ち切りだろうという判断を告げた。打ち切りという事は戦う必要もない、しかし結末が無ければ宙ぶらりんなのである。はたして一体どうなるのか、景和が疑問を呈したところにツムリがやってきた。

「おめでとうございます、皆様には優先参加の権利が与えられます。今日からも貴方たちは仮面ライダーです!」

公平なデザイアグランプリを取り戻し笑顔を取り戻したツムリは穏やかな表情をしていた。デザイアグランプリのシステムとしてこれからも彼女は戦いを見守り続けるのだろう。

そして一方のアルキメデルの元には『肥料』が届いていた。
ジャマトの生育にデザイアグランプリの参加者がなんらかの影響を及ぼしているというのは確かなのだがやはりデザイアグランプリとジャマトはマッチポンプとして成り立っているのだろうか。そして肥料の中には前回ラスボスジャマトの攻撃を受けて死亡したはずの道長が横たわっていた。まだ息がある状況に疑いを持ち、アルキメデルは手を取り匂いを嗅いで舐めてたのだがこの状態はゾンビバックルを使いすぎた結果なのだと判断した。適合バックルを使いすぎた事により道長の肉体がなかなか死なないゾンビに寄ってきているという事なのかバックルを普通の人間が使い続ける事による副作用そのもののせいなのか気になるところ。

物語の終わり、そして新たなるステージの始まるということ。
デザイア神殿に集った一同にツムリは『デザイアグランプリはただの世界を救うゲームではない』という事を告げた。ここまできたら彼女にも説明を果たす責任がある。そもそも世界を救うのにゲームである必要も無い、つまりデザイアグランプリの正体は『世界を救うエンターテインメント』であるという事。デザイアグランプリの正体はリアリティライダーショーであり大勢のオーディエンスに見られているという事なのだ。オーディエンスの一人にはもしかしたら我々視聴者すらも含まれるのかもしれない。
スポンサーの期待、オーディエンスの期待、そして見守るのがスーパーヒーロー戦記で石ノ森章太郎役を務めた鈴木福が演じるジーンだった。君たちの生きざまも死にざまも見守り続ける彼はこれから始まる乖離編でどう暗躍するのか気になるところである。


◆ギーツ16話コラム

・さらばギロリよ永遠に!ただの悪ではない彼はだれよりも司令官だった……?

惜しい人材を亡くした………

さて今回で謀略編が一段落し、仮面ライダーグレアのギロリが退場した。
序盤でコンサルジュとして登場し、邂逅編のクライマックスでゲームマスターである事が発覚した彼はギーツを落とすための闘いの果てにゲームマスターを解任されて消滅していった。彼の存在はギーツを謀略にハメて陥れようとしたクソ野郎…というのにはあまりにも勿体なく、誰よりも真剣にジャマト問題に立ち向かい仮面ライダーたちをその対抗手段として育成しようとする意識を持っていたのだ(そんなギロリの理念をしっかり見たい方はMOVIEバトルロワイヤルを観賞されたし)
仮面ライダーギーツ・浮世英寿の存在は誰よりもヒーロー然としており、予想もつかない手段でジャマトに対して戦う男ではあるが彼がデザ神として降臨し続けていると他の仮面ライダーは全く育たない。その上、英寿はデザイアグランプリの真相を探ろうとしており運営のギロリとしては危機感を抱かざるを得ない存在だったのだろう。ニラムが言うには『我を失ったのは彼らとの接触が原因』というのだが、ギロリはデザイアグランプリに起きるエラーの数々に耐えられなかったのだろう。真相を探ろうとする者、自我を獲得する者、夢を取り戻した者、そして勝手な行動を引き起こす内部の人間。
結局ギロリの正体が何なのかについては不明ではあったが、ツムリの上司としてデザイアグランプリのシステムを司っていた彼はその使命に殉じた結果、暴走する流れにはもはや同情の念すら抱いてしまう。

人間は勝手だ、精神が存在するモノはどうあがいても駒になってくれない。正しいと考えた事を貫こうとしても人の感情を介さなければ理解される事はない。ギロリの戦いはあまりにも孤独でどこにも理解者が居なかった。

嗚呼ギロリ、ここで退場するには惜しい存在。なにはともあれ忍成修吾さん演じる仮面ライダーグレア/ギロリの再登場を祈ります。前例無いわけはないわけだし……


◆巻末雑記パート

・語ろう中田ヒーローズ2の参加者募集概要の画像データもつくったよ。

イラスト部門を新設してどうなる2023年夏コミ!

という訳でよりわかりやすくは主催の義務。
追い打ちも主催の義務なので画像データにもまとめました。

特撮アクション評論アンソロジー『語ろう中田ヒーローズ2』の参加者募集を開始いたしました。

サイゼでゼロワンの話に花を咲かせるオタクくんたちに嫉妬してから『令和の特撮同人業界に中田裕士で爪痕を残すのは俺の義務』とキレ散らかして今日に至るのですが、そんな活動も徐々に規模を拡大しつつあります。
1号ライダーとなり更に成長をし続ける中田裕士さんについて自分が残せるものは何なのか?暗中模索で頑張っておりますので是非ともよろしくお願いいたします。

【企画概要】

【アンケート企画】

キャラクター人気投票資料人気投票の二種類を行っております。

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