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仮面ライダーギーツ第5話「邂逅Ⅳ:デュオ神経衰弱」感想

◆アバンの雑記パート

・【朗報】スーツアクターの中田裕士、3話オーコメでめっちゃふわふわ

今回は主役ライダーということでいつかTTFCのオーディオコメンタリーに来るんじゃないかと思ったのですが3話で早速来てしまった中田裕士さん担当回。渡辺淳さん曰く『かなりシャイボーイ』という事だったのですが、案の定オーディオコメンタリーではあまりにもなド緊張トーク。その時点でかなり癒されてしまったのですが、少し緊張が解けてからも杉原監督にフォローを入れられながら展開するふわふわすぎるトークで脳が溶けそうになりました。最近繋がった同担オタクも「えっ…あんなにもカッコいいアクションをする人がこんなにも可愛いトークを……!?!?!???」と驚いていましたね。

新規オタクにも大好評のギャップ萌えオーディオコメンタリー、是非ともTTFCに入会した上でお楽しみください。ゾンビは爪!


◆ギーツ第5話感想

・獰猛なバッファローは真面目社会人?

このあとめちゃくちゃ社会人としての務めを果たしてからデザグラ参戦した

仮面ライダーナーゴ・祢音のピックアップエピソードが終わり、今回の話は仮面ライダーバッファ・吾妻道長がピックアップされるエピソードとなっている。第1話から英寿を敵視し続けていた彼は一体どういう理由で執着するようになったのか、そういった事が3回戦の「神経衰弱ゲーム」から明らかになるのである。
果たして吾妻道長のキャラクターの深層とは何なのか、果たして番組公式サイトに詳細なプロフィールが存在しないめりおじこと森魚は今回も生き延びる事が可能なのか、気になる限りである。

仮面ライダーバッファ、吾妻道長には親友が居た。同じ土木建設業に従事していた親友が。その親友はかつて吾妻道長に夢を語り、そしていなくなった。『いつかふるさとにでっかいランドマークを立てたい』……そんな果てしない夢を語り、親友の透はいなくなったのだった。
そんな事を思い出していた翌日、彼は最も会いたくない人間に会うハメになる。

「こんな広大な土地に一軒家ですか!」
「これは別荘の一つに過ぎない。気分転換に全面リフォームでもしようかなと。」

場面変わって浮世英寿のバラエティー番組撮影シーン。きまぐれで叶えた願いなのにもかかわらずスターオブザスターズオブザスターズとしての生活を満喫する英寿はなんだかんだでこの世界を満喫しているのが分かるのだ。
そしてそこに吾妻道長が務める土木建設会社のトラックが到着した。トラックから降り立った道長は現場に最も会いたくない人物が居る事実に衝撃を受けるのだが当の浮世英寿は飄々とした姿勢で『光栄だよ、お前が俺の家を直してくれるなんて』と言うのだった。
撮影の休憩中、別荘のロケーションを満喫する英寿に『テレビになんか出てチャラチャラしやがって』と突っかかる道長。英寿はそれに対し『これが勝者と敗者の差ってことだな』と言い、『悔しかったらお前もデザグラで勝って理想の世界を叶えてみせろよ』と笑顔で答えた。……デザグラ、ナチュラルに今まで使って来なかった略語を使ってくるじゃないか。
それでも英寿を睨む行為をやめずお前にだけは負けないと強調し続ける道長。英寿はそんな道長を見ながら『血の気が多い理由は赤い服を着ているからか?』とジョークを交えてから長い間の疑問であった『自分を敵視し続けている事』について問いかけた。

「うぬぼれたスター野郎には一生わからないだろうな!」

……道長の姿勢は全く変わらない。
その時、スパイダーフォンからデザイアグランプリ3回戦の報せが鳴り響いた。

「……お呼び出しだ。俺の家直すならデザグラを棄権するか?」
「だれが!速攻で仕事終わらせてやる!」

獰猛すぎるバッファローは意外にも真っ当な社会人だった。クライアントが憎き浮世英寿だったとしても仕事はきちんと熟す男。そんなギャップが垣間見えるやりとりだった。
まぁ今まで妙に律儀な面があったしゾンビサバイバルでも明らかに腹に一物二物を抱えた怪しすぎるダパーンに協力をしていた。ぱっと見、協調性とは無縁そうな雰囲気を醸し出しておきながら根っこの所は意外と真人間……なのかもしれないのである。(そもそも土木建設業は現場の連携が大事なので魂にそれが叩き込まれているのかも)

・3回戦は『神経衰弱ゲーム』~祢音ちゃん実は雌豹?~

×パンプジャック 〇パンクジャック

「新たなジャマトが現れました。これよりデザイアグランプリ第3回戦、神経衰弱ゲームを始めます。」

第3回戦『神経衰弱ゲーム』……今回の内容はカップルが集まるデートスポットを襲い、その間を引き裂いて持ち帰る習性をもつトランプジャマトを倒す事。そしてそのミッションはくじ引きで決められた相手とデュオを組んで行うものだった。今回もスコア勝負であり、最下位のデュオ2名が脱落するという内容だ。また一気に大胆に削る展開となったものだ。
くじ引きの順番は前回のスコア順。英寿が引いた結果はナーゴがパートナーとなった。その時とても嬉しそうにして英寿にトコトコ駆け寄ってくる祢音がとても可愛い。
そして道長のパートナーは景和となり、余った森魚はというとなんとデザイアグランプリの運営から派遣されるスタッフがパートナーだった。仮面ライダーパンクジャック、顔出し声出しNGのスタッフ系仮面ライダー……シロー、ダパーンに続き2回目のリペイントライダーである。

ギーツ&ナーゴデュオ、タイクーン&バッファデュオ、メリー&パンクジャックデュオに決定し、第3回デザイアグランプリ『神経衰弱ゲーム』は開幕したのだった。

支給される宝箱もデュオごとにひとつづつ。まずギーツ&ナーゴ組はクローバックルを入手。前回から戦力となりうるバックルを所持している英寿はそれをナーゴに譲ったのだった。
一方のメリー&パンクジャック組が入手したのはチェーンアレイバックル。チェーンアレイバックルに興味を示すパンクジャックだったが武器が欲しかった森魚は譲りたがらず代わりにシールドを渡す。相変わらずみみっちい男である。
そしてタイクーン&バッファ組はというと………

「おおっ!ブーストバックル!ラッキー!!」
「……お前いつもそれ手にいれてないか?」
「まぁ1度も使った事ないんだけどね。」

運がいいのか悪いのか、呆れる道長。そしてトランプジャマトとの闘いが始まる。人を助けなきゃと駆けだしたタイクーンの戦闘はまだ未熟ではあるもののゾンビサバイバルの時にくらべると射撃の時の姿勢がちゃんとしており、少しずつデザイアグランプリに適応しつつあるのを感じる。そして一方のバッファは相変わらず接近戦重視だ。闘牛のように頭突きをし、トランプジャマトを突き上げ、壁際に追いやり踏みつけ最後の抵抗を首一つで避けてからのマグナムシューターでの至近距離の射撃。

ネットスラングが10年以上前とか言うな

いや前世でどういう徳を積めばこのアングルで縄田雄哉さん演じるバッファに踏みにじられながら射撃してもらえるんですか?すいません、おセンシティブ警察正気じゃいられません。ギーツくん以外に緊急出動するハメになるなんて乾く暇もありません。あくまでおセンシティブ警察の本業はギーツくんの検挙なのに……ッ!
撃破したと思い去ろうとしたバッファだが、何故か倒したはずのトランプジャマトは立ち上がっている。
その奇怪な現象は他の組の戦闘でも同様だった。ギーツがゾンビブレイカーで倒すもすぐに立ち上がるトランプジャマト。そしていち早くトランプジャマトから出てくる法則に気づいたのは英寿だった。

神経衰弱ゲームの序盤を終え、ポイントを獲得したのはなんと0名。
誰も倒せていないこの状況で休憩所にしれっといるパンクジャックがとても可愛い。そして景和はふと疑問に思っていた事を道長に投げかける。

「あの、なんでマグナムなのに近づいて殴り掛かるの?」
「距離を置くのが性に合わないだけだ。これならゾンビの方がマシだな……」

まさかの新事実。敵視しているギーツに対する当てつけでわざと鈍器として活用しているのではなく自分がそういう闘い方しかできないからだった。景和はいつも誰かに突っかかっている道長の言葉に納得し、『ライダーとしても人としても距離が近いんだね』と告げた。それに対して道長は『なにか文句でもあんのか』と怒った。景和の悪意なき純真無垢なナチュラル煽り力には津上翔一の系譜を感じる。
怖いもの知らずの景和は道長を宥めるとそんなにゾンビが欲しいならマグナムを貸してくれと言いそれを受け取るのだった。

「なんで倒せなかったんだろう、ジャマト。」

英寿&祢音組もトランプジャマトが倒せなかった理由を振り返っていた。疑問を持つ祢音に対し『攻略方法ならもうわかっている』と言う英寿。トランプジャマトを倒した瞬間一瞬だけ出るマーク。何故これが神経衰弱ゲームなのか、何故俺たちがデュオを組まされたのか、そこまで言うと祢音もトランプジャマトの攻略ルートに気づいた。
「ねぇどういうこと?」
ちょうど近づいてきた景和に対し、盗み聞きしないでと言う祢音。景和は英寿に用事があるだけと言い、マグナムとゾンビの交換を持ち掛けた。現英寿のパートナーである祢音は『そうやって自分たちだけが有利になるつもり?』と抗議の声を上げる。『マグナムだって強い装備だろ?』と引き続き交換交渉を持ち掛ける景和。その会話を横目に英寿は口角を上げ不敵に笑む。

「あぁ、俺が使えば特にな。」

各IDにはバックルとの相性がある。ギーツならマグナム、バッファならゾンビを使うと力が増幅するのだ。それを使いこなせるかどうかは本人次第ではあるものの、まさかの設定開示である。やはりタイクーンやナーゴにも専用の物が今後出てくるのだろうか。
だったら猶更これが欲しいだろ?とマグナムとゾンビの1:1での交渉を続ける景和。祢音はそれならば交換を快諾するのだが、『マグナムとブーストセットで』と交換条件をアップしたのだった。うーん4話での成長を越えて子猫を越えて雌豹と化したナーゴ、ただモノじゃない女になりました。こういう強い女の子、とても好きだ。

交換交渉から帰って来た景和は道長にゾンビを渡した。
『どういうつもりだ』と言う道長にこれが欲しかったんでしょと笑顔で答える景和。お人よしにもほどがあると半ばあきれブーストまで渡す必要はないだろと道長は言う。

「君の役に立つと思ったからだよ。デュオになった以上俺たちは仲間なわけだし。」

仲間という言葉に冷たく反応する道長に対し『どうしてみんなを目の仇にするの』と言う景和。

「お前らルーキーは分かってないんだよ、理想の世界を叶えられるのが一人だけってのがどういう事か」

前に何かあった?そう疑問を投げかける景和だが道長はお前には関係ないと言い立ち去ってしまった。
道長の親友だった透は過去にデザイアグランプリに参戦をしていた。ギーツも居たグランプリに参戦し、志半ばで消滅をしてしまった。道長は誓っていたのだ、その時から『許さない』と。

・トランプジャマトの攻略ルート、キーワードは…

(UGがなんかまたしらん技見せている……)

トランプジャマトの攻略ルートを見つけた英寿&祢音組はデザイアグランプリのサロンの中にあるトレーニングエリアに来ていた。
地上戦や水中戦、空中戦まで色々あるシュミレーション機能の充実ぶりのこのエリアで何のトレーニングをするのかきく祢音に対し、英寿はダンス得意なんだろ?と言う。前に動画配信やってたから、祢音は得意というよりはただ音楽が好きなだけと明るく答えた。

「十分だ」

英寿はそう一言だけ言い、シュミレーションを起動。そして音楽を流し、トレーニング用の仮想ジャマトとの特訓が始まった。

本番の戦闘、再びトランプジャマトとの闘いに挑む各デュオ。
イマイチ連携が効かないメリー&パンクジャック組はマイペースに特攻していくパンクジャックにメリーはいらだち気味。
そしてタイクーン&バッファ組はタイクーンが攻略の仕方に気づいたのだがバッファに対し攻略は伝えきれていない。
そしてギーツ&ナーゴ組はというと

「神経衰弱ゲームといえば攻略法はだた一つ」
「同じ柄のジャマトを二体同時に倒す事!」

ギーツマグナムとナーゴクローへの変身。そして互いの戦闘の調律を合わせる音楽を鳴らしてからのガンスリンガーアームでの射撃で相手を足止めしたからマグナムシューターでの回転射撃でトランプジャマトの柄を割り出す。そしてブーストで超加速を行いインクボールを同一柄のトランプジャマトに打ち付ける。1回しか使えないブーストバックルに対し、なんと贅沢な使い方だろうか。
そしてナーゴにターゲットを示し二人で同時タイミングで撃破できるようにターゲットのトランプジャマトに攻撃を行う。クローで攻撃するナーゴ、翻弄するように蹴り技を行うギーツ。そして逆立ちし、高速で回転しながら射撃を行うという曲芸的な芸当を熟すギーツ。この時の姿勢がものすごく綺麗で、本当に毎週中田さんが見た事ない技を出してくれるので死ぬほど楽しくて仕方ない。
ナーゴの俊敏な鉤爪攻撃とギーツの俊敏かつアクロバティックな攻撃でターゲットのジャマトを追い詰める。そして音楽でタイミングを合わせてからのフィニッシュ。ギーツ&ナーゴ組が最初のポイント獲得者となった。

「皆様、お疲れ様でした。逃走したジャマトはあと6体です。またいつ出没するかわかりませんので呼び出しがあるまでデザイアエリア内で待機していてください。」

ギロリからの告知で再出没するまでエリア内で待機する事になった一同。
余裕の表情な英寿&祢音組を見て調子に乗りやがってと睨む道長。

「だから言っただろ、これが勝者と敗者の差だ」

英寿の態度はあくまでもシビアだ、一方の森魚はパンクジャックに責任を転嫁し小突くのだがパンクジャックに首へ無言の一撃をかまされ反撃されてしまった。流石のNPCスタッフでも利己的な森魚に嫌気がさしたのだろうか。そんな森魚に対しギロリはデザイアマネーで入手する事が可能なデュオ交代券の購入を提案した。この券を入手する事で一度だけデュオの抽選しなおしができるとの事。
その衝撃のアイテムに対し英寿と組んでいる祢音はパートナーを変えたくないと言うのだが既に獲得しているスコアは個人の持ち点として維持されるので新しいデュオになっても問題が無いとの事だ。
そして道長は『情けなんていらない』と言い立ち去るのだった。

トレーニングエリアで戦闘を行う道長は仮想ジャマトに向かって拳で挑んでいた。いらだちを解放するようにジャマトを殴り飛ばす。そしてそこに来たのは英寿だった。

「……デュオを変えられるチャンス、お前ならどう使う?」
「……ライダーは全員敵だ、パートナーなんて誰だっていい。」

このゲームはお前には向いていないかもしれないという英寿。群れる事を嫌う孤高のバッファローには無理だろうというのだが『だまれ、必ず突破してやる!』道長はあくまでそのスタンスを崩さない。俺が理想の世界を叶えればお前は終わりだ。そんな道長に対し、英寿はその願いを問いかける。道長の願いは『お前みたいなやつをぶっ潰す事』だった。倒れる親友を抱きしめながら狐面の仮面ライダーを睨むことしかできなかった事、道長の根本にはそれが存在しているのだった。

トレーニングエリアを去り、廊下に出た道長はそこで森魚に遭遇する。
「お互い苦労するね、パートナーに恵まれないと。」
そんな事で俺は負けないという道長に対し強がるなよまだ勝ち筋があると言う森魚はデュオ交代チャンス券を示すのだった。

という事で次回に続く!
デュオがシャッフルされてどうなるか、なんだかんだでパンクジャックと組んだ景和が勝ち抜きそうな気がすのだがどうなるのだろうか。


◆ギーツ5話コラム

・にしても永徳さんの素人演技うまくね?

プロの素人演技

さて、今回の仮面ライダーギーツは仮面ライダーバッファ・吾妻道長がピックアップされた回だった。かつて親友がデザイアグランプリで散った過去を持つ道長はこのことからギーツを敵視するようになったのだが今回は一旦それを置いておいてタイクーン役である永徳さんの話をしよう。

永徳さん演じる仮面ライダータイクーンは第2話より桜井景和が変身する事となった仮面ライダーなのだが、これが本当に戦闘を行った事がない素人としての演技がものすごく上手いのだ。
第2話、第3話ではクレジット順で2号ライダーなのにもかかわらず戦闘を行わないし行えないという異様なポジションだがそこで戦いの世界に身を投じたものの適応ができない一般人としてのオーラを発揮し、第4話では戦闘に参加してはいるものの武器の扱い方には慣れておらず腰もまともにい据えられていない状態だった。そして第5話では少しだけ照準は合わせられるようになり、ジャマトとの組手に対応はできるようになったものの、あくまで戦い方は夏休みのアクション教室に通ってる人みたいな教科書的な内容なのだ。
この微細な変化は本当に永徳さんという超ベテランスーツアクターでなくてはできない。あくまで牛歩、しかしながら没個性のモブにするような事はせずにライダーとしての立ち位置を明確にしながら徐々に仮面ライダータイクーン・桜井景和を成長させていく。なんという演技構築なのだろうかとおもってしまう。

本当に仮面ライダーギーツが始まって以来永徳さんの技量に感嘆しっぱなしで、中田裕士さんの次に注目してしまうスーツアクターが永徳さんなのだがこれからニンジャフォームを控え、タイクーンの成長をどう魅せるのかのか気になるところである。


◆編集後記

・たくさんのお誕生日のお祝いありがとうございました。

私事ですが10/5にお誕生日を迎えました。今年もたくさんのお祝いのお言葉誠にありがとうございました!滅多にやらない物乞い系リストからもプレゼント頂けて嬉しかったです。
今年の誕生日当日は同担たちと迎えました。まぁ本当に楽しかったですね、何度目かわからない中田裕士オーディオコメンタリー同時視聴会も楽しかったです。新たな1年を開始すると同時に脳が溶けて流れ出ました、もう帰ってきません。

とりあえずこれからもご贔屓にしていただければ幸いです。
あと10月、11月のどこかで語ろう中田ヒーローズ2の新情報の話とかしようかなと考えておりますのでよろしくお願いします。

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