見出し画像

仮面ライダーギーツ第24話『乖離SP:緊急特番!デザグラのすべて!』

◆アバンの雑記パート

・3/12に大九州合同祭in熊本へ参加します

というわけでお知らせです。

3/12開催の大九州合同祭in熊本屋上わーくす+αとして参加させていただきます。
初めての熊本での即売会!会場の爆イケデザインでキメました。

他にも色々持って行く予定です。

今回のスペースは【B-10】となっております!運営サイトでカタログも閲覧可能となっておりますのでご確認の上是非ともお越しください!


◆仮面ライダーギーツ第24話『乖離SP:緊急特番!デザグラのすべて!』

脚本:高橋悠也 / 監督:中澤祥次郎

・前半は振り返りと乖離編の総括

視聴者向けの笑顔

前回オーディエンスの正体が超常の未来からやってきた人類であると発覚した仮面ライダーギーツ。正体がバレてしまったからには最終的な判断を下さざるを得ないと進んでいったものの判断を下す暇も与えずベロバは変身し、全てを破壊してしまった。
正直前回のオチを考えるとジャマ―ガーデンは全て消し炭になり、現場に居たライダーたちは全員死亡し『新たな世界』で物語がスタートという展開もあり得ると考えていたのだが英寿たちの受けた傷はそこまで重くなかった様子。あんな衝撃でどうやって生きのびたのか、前回ギリギリでジーンが英寿を庇っていた描写があったためサポーターが庇ってくれたという事なのだろうか。

こうして始まる今回のエピソードの前半は『デザイアグランプリの緊急特番』という形で行われる今までの振り返りであり、後半は新たなるストーリーへと発展する……という構成となっている。
今回明かされた設定は『オーディエンスからの公募によってライダーが選定されている』という事であり、やはりゲームマスターよりも太客オーディエンスによる権限の方が強そうだ。
理想の願いを叶える事ができるデザ神は今までの過去、未来あらゆる時代で排出されており、過去のデザ神の手に入れた物はデザグラナレーター曰く『巨万の富』『一国の王の座』そして『かけがえのない子宝』など多岐にわたるようだ。『かけがえのない子宝』……しれっと語られたが、この子宝というのは露骨な匂わせのような気がする。
創世の女神によって作られた子であるがゆえに自分の命の由来が分からないという可能性があるのだ。しかしおかしな点がある、ジーンはまだデザイアグランプリに参加していない学生時代にジャマトに対して恐れず立ち向かう英寿を見て指名を決めた……という点だ。
小学校の家族写真といい、今回の過去映像といいびっくりするくらい本編の浮世英寿の歴史は普通の21歳の男性そのものであり、一向に冬映画の『浮世英寿はこの時代の人間ではない』と結び付けられる情報が出てこないのだ。現状、正体が不鮮明なこの主人公の目的を信じ、ただ一人の理解者として降臨するのが遥か未来の超常たる来訪者であるジーンなのだ。

前回筆者は乖離編から仮面ライダーギーツのストーリーは『バディもの』としての様相を見せていると評したのだが、他の陣営たちもそうでありケケラも黎明編最終回の景和を見て仮面ライダーの資格を与えたと言うのだ。景和はこれからもジャマトの犠牲になった人たち戦わなくてはならない。
そして祢音も同様である。キューンは家に居場所を感じない彼女に手を差し伸べた。そんな彼女に切なさを覚え幸せになってくれさえすればそれでいい。ただそれだけの想いで愛を捧げているのだ。

そんなドラマを展開させながらこれまでのデザイアグランプリの振り返りが終わり、特番の続きという形でニラムとサマスの対話へと移行。前例のないこの事態に対するデザイアグランプリの対応は『奪われたドライバーを取り返す』との事だったが、その声明を出そうとした瞬間ベロバに電波をジャックされてしまった。
あくまでゲームの駒としてデザインをされていたジャマトに対し巨額投資をしていたベロバだが、進化をして人類との生存競争に挑めるようになったジャマトを率いる彼女はなんと『ジャマトグランプリ』の開催を宣言。
目的は『ラスボスのプロデューサー、ニラムのドライバーを奪う事』、見事成し遂げたジャマトはジャマ神となり理想の世界を叶える権利を手に入れる事ができる……
そして町にジャマトが襲来。攻守逆転、狩る側と狩られる側が入れ替わり全く別のゲームが開幕し仮面ライダーが立ち上がる。
どこへいくんだい?そう言ったジーンに英寿は『散歩だ』と答えるのだった。

・新たなゲームの始まりと勢ぞろいしたサポーターのオフ会

ヤベー女に染められなければいいのだが……

「ミッチー、ジャマトになりかけているあんたにもエントリー権はある。期待してるわ。」

先ほどまで電波ジャックで配信していた部屋に居た道長に声をかけるベロバ。ミッチー……正式な名前ではなくニックネームで相手を呼ぶ彼女の感情は願望のために愛玩したいという想いゆえだろうか。
そんな彼女が道長を気に入った理由は『仮面ライダーに敵意をむき出しにする不屈の精神』を持っているからだという。
かつて親友を失い強者概念を全て破壊したいがために戦いつづけ、そしてジャマトになりかけてもなお生きようとする道長を見て共に世界を変えたくなったという事だ。
人間がみんな不幸になる、ゾクゾクするような世界を見せて欲しい。そんな彼女の言葉を『お前の趣味なんて興味ない』と一蹴する道長。俺の理想の世界を叶えられればそれでいいと貫いてはいるが、これまでの流され方を考えると恐らくこのまま毒婦ともいうべきベロバに染められていくのだろうとは思ってしまうのだ。

町の中にて人々の救助へ向かう景和と祢音。同じく戦っていた英寿は『なんでお前らがここにいるんだ』と言う。これはデザグラじゃない、戦っても見返りはないぞと言う英寿を見て二人は全てを察している様子。
これまでの戦いで3人は仮面ライダーとして何が何でも人々を守ると言う心に目覚めているのだ。
変身し、戦いに挑む中ギーツにバックルが送り届けられる。中はブーストでありいつもの如く接吻したギーツはブーストマグナムにデュアルオンをし、息もつかせぬパンチラッシュと膝での一撃、そしてジャマトライダーへの挑発等で勢いが凄い。
そんなギーツの戦いを遠目で見ながら感動するジーンだが、そんな感動に水を差すかのように『あんたも物好きね、何しに来たの?』というベロバの声が聞こえてきた。
デザグラが大好きだからデザグラ再開のためには似合わない努力もする、そのジーンの言葉を無駄になりそうねと嘲笑うベロバは変身の構えを行う。一触即発のサポーターライダー同士に俺も混ぜてくれよと謎の男性が現れる。見覚えのない男性に『誰?』と問いかけるベロバに『俺だ、人間のデザインも悪くねェだろ』と言うのだが本当に誰だかわからない。
その声はケケラだねと言って現れたのはナーゴのサポーターであるキューンだった。サポーターたちは自己をコーディネートする能力を持っている様子でケケラがカエルになったり大人の男性になっているのもその能力によるもののようだ。
ここまでサポーターが集まってきた理由は全て『推しのライダーにデザ神になってほしいから』であり、その目的はジーン・ケケラ・キューンで統一されているようだ。
そんな三人を見てまとめて相手をしてあげると言うベロバ。そして4人のサポーターライダーたちが変身し、対決する流れに。
今回初お目見えした仮面ライダーキューンの元ネタはキマイラ、仮面ライダーケケラの元ネタは仮面ライダーシノビの変身時に現れるカエルとの事だが共に四足歩行勢ながら仮面ライダーと定義づけされるのは色々と凄い。

仮面ライダーVSジャマト、サポーターVSベロバ……狩る側と狩られる側が逆転しジャマトグランプリVSデザイアグランプリの戦いが開幕。
そして予告では道長がよりベロバ色に染められたファッションをしていたり透が再登場していたりと新機軸の闘いが始まりそうで非常に楽しみだ。


◆ギーツ24話コラム

・そこに対等な愛はあるのか

明かされるサポーターたち

今回、乖離編が終了しジャマトサポーターのベロバの手によりデザイアグランプリが崩壊した。
デザイアグランプリが超常の未来からやってきた生命体による歴史上を舞台にして楽しむリアリティライダーショーであるという事なのだが、彼らが本当に人類と呼べる種族なのかが本当に怪しいためこのゲームの概念は貴族階級による闘技場観戦に近しいモノなのだろう。まさに神の存在ともいうべき彼らは感動のため、期待のため、ときめきのためそして絶望のために仮面ライダーたちを推し続ける。

現状の仮面ライダーたちにとって『味方』と定義づけられる存在は彼らだけなのだが、そもそも味方としての対等性はあるのか疑問なのである。推しとファンの関係はそもそも人間同士ですら対等ではなく、あくまでファンは推しを『傲慢な理想を注ぐための器』として見ているのに過ぎないのだから。そしてこの部分を割り切って推しを推しているのは自分の理想を予め告げて道長にそれを行わせようとしているベロバであるのは間違いないのだろう(道長に匂わせファッションをさせてるくらいだし……)

次回より慟哭編でジャマトグランプリが開幕するのだが、今後の仮面ライダーたちの戦い、そしてサポーターたちの願いはどうなっていくのか……非常に楽しみで仕方ない。


◆語ろう中田ヒーローズ2の宣伝色々

・語ろう中田ヒーローズ2は現在執筆者募集中です。(一次締切:3/31)

Googleフォーム限定に変更になりました

現在、コミックマーケット102(8/12開催)合わせで頒布予定の特撮アクション評論アンソロジー『語ろう中田ヒーローズ2の執筆者を募集しております。
今回は前回もありました『評論部門』に加え中田裕士さんの演じたキャラを描いたりダイマ画像を作ったりする事ができる『イラスト部門』も募集しておりますので文章が苦手な方もお気軽にご参加ください!

現在の参加者一覧はこちらになっております。

3月末に一次募集終了予定ですが、4月より既に参加している人限定で部門を越えた応募を可能にする予定です。6月になったら完成原稿のみで受け付ける追加エントリー枠を募集するかもしれませんのでよろしくお願いいたします。

【応募フォーム】

・アンケート企画ももちろん実施中!

そしてそして、語ろう中田ヒーローズ2では誌上アンケートも実施中!皆様ご投票ありがとうございます!
ちなみにですが現在、資料投票の方が全く集まっていない状況ですので4月になったら何かしらの発表は行うかもしれません。中田さん結構面白い発言しているのでアンケートに需要があるかとおもったのですが、そうでもない感じでしたね……

キャラクター人気投票は引き続き受け付けておりますので是非ともよろしくお願いいたします。

無効票を省きまして現在の合計投票数は【13票】、上位勢の内訳はこうなっております。

1位:仮面ライダーギーツ(25pt)
2位:アオニンジャー、仮面ライダーエビル(9pt)
3位:仮面ライダーエスパーダ(7pt)

やはり現行1号の威厳はしっかり示してほしかったので1位~3位票全てでぶっちぎりの票を獲得してのギーツ1位には納得&ニチャリ顔ですね。
アオニンジャーはヒーローキャラの原点として強く、エビルも根強くて良いですね。ちなみにライブが3pt入っているのでライブエビルを合わせたらリバイス2号が2位に抜け出る感じになります。

このままギーツが無敗のUG神として降臨し続けるのかはたまた別の中田裕士キャラが勝ち抜けるのか、UGPのゲームマスターとして色々楽しみにしております。とりあえず6月末の投票締切までに20票以上は集められたらいいなぁ……

【アンケート回答フォーム】

【投票の参考になったらいいなリンク集】


【語ろう中田ヒーローズ広報note】

この記事が参加している募集

#テレビドラマ感想文

21,558件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?