違和感その2

育児の共であったNHK「おかさんといっしょ」
私ももれなくその1人だった。
今思い返すとなぜなのか思い出せないけれどボリュームもあまり大きくないようにして。

つけてもあまりテレビをみない娘
のちのち思ったのは興味の問題もあったんだろう。
ただ、耳の事がわかった時は
「あー、聴こえなかったからか、そりゃ観てても興味薄いよね」
だった。

その頃、日中は自宅で娘と2人
1人で遊んでいても急に
「はーーーーい🎶」
と可愛らしい返事をする事があった。
「呼んでないよー」と私もキッチンから呑気に笑っていたけれど、やっぱり心の奥にモヤっとするものがでてくるのに
そこは、まだ2歳の子供、と自身にまた言い聞かせる。

それでもやっぱり気にはなっていて
ある日、実家に帰った際に母親に
「もしかしてだけど…聴こえてないんじゃないかと思って…」とこの違和感を打ち明けてみた途端

「アンタ!バカじゃないの!いい加減にしなさいね、こんなに可愛いくておしゃべりしているのにそんなわけないでしょう!?」
なぜ、こんなにも叱られるんだ…
でも…やっぱり私の勘違いか、そうだよね。
そんなわけないか……な…。

その後も、返事や歌を歌うようになる年齢になると、明らかに日本語ではない言葉で歌っている事もあって、まるで韓国語のように聴こえることもあった。
今ならもちろん理解している事だけど、
聴覚障害いわば難聴というものは、
完全に「聴こえない」ことであり
「聴きづらい」という事が存在していることもあの頃の私はそんな事も知らなかったのです。



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