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見惚れる鉛筆画。1枚、1枚に魅了されるイトウハジメさんの原画展!

イースト・プレスのnoteでは、はじめまして、書籍3部のJです。
自己紹介をすると前置きが長くなりそうなので割愛しまして、弊社からエッセイ漫画を出しているイトウハジメさんの原画展が始まりました!
今回はその紹介と設営日の話をしようと思います。

担当編集の私が無駄に熱く語るだけなので、テンションが高くて読みづらい部分もあるかもしれませんがご容赦を。


■はじめに──イトウハジメさんってどんな人?

現在、大学で専任講師として教壇に立ちながら学生たちに美術を教え、自身も研究に励む日々を送っている美術の先生です。2年くらい前までは、ご自身も大学院に通い美術教育に関する研究をするかたわら、中学校、専門学校で生徒たちに美術を教えていた、根っからの研究好きです。
そして、姪っ子たちを溺愛する伯父さんでもあります。
そんなイトウさんは、日常を切り取ったイラストをインスタグラムに投稿されて人気を集めています。

イトウハジメさんInstagram:itototoon

【著書一覧】
・『イトウ先生、授業の時間です』、『放課後のオレンジ』(KADOKAWA刊)
・『美術学生イトウの青春』『美術学生イトウの微熱』、『ぼくと小さな怪獣』『ぼくとフキゲンな怪獣と』(イースト・プレス刊)
・『イトウ先生の世界一わかりやすい美術の授業』(光文社刊)

美術に関するエッセイ漫画などでは、美術についての研究をする学生や先生ならではのお話に、学ぶこと、知ること、教えることのおもしろさを伝えてくれます。(時々、同僚や友人たちが専攻する分野についても触れてくれます)
また、子どもの言動や姪っ子たちとの日常のやりとり、表情の切り取り方も魅力的で、イトウさんが描くイラストやお話は、どこか懐かしくも儚く、そしてあたたかみがあります。

* * *

■イトウハジメ原画展「90センチメートルの宇宙」

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開催期間:2021年6月29日(火)~7月18日(日)
13:00-19:00 ※最終日18:00まで
場  所:CLOUDS GALLERY+COFFEE
    (東京都杉並区高円寺北2-25-4)
      ※アートスペース&カフェです

原画展では、弊社刊行の『ぼくと小さな怪獣』と『ぼくとフキゲンな怪獣と』をから抜粋したアナログ原稿と、原画展用の描き下ろしイラストが展示されます。

※「webメディア・マトグロッソ」でも試し読みができます。

また高円寺での原画展も3回目ということで、毎年、CLOUDS GALLERY+COFFEE(以降、クラウズと略します)の責任者・大久保さんとも会っているのですが、とても仕事のできる素敵な方(パワフル)なんです。原画展も始まったばかりですが、今回もサポートありがとうござます!


■イトウさん、描き下ろし多いですよ……!

イトウハジメさんの作品は、すべてアナログ原稿のため、展示用にご自身で文字を書き込み直します。(鉛筆やコピック、鉛筆と水彩、鉛筆とボールペン等で描かれる原稿で、書籍制作時は原稿の修正にも対応できるように、セリフ文字はほぼ原稿には書き込んでおりません。トレーシングペーパー等に記入しています)

そのため結構作業量は多いのですが、今回の原画展では、展示用の描き下ろしイラストに加えて会場内のスクリーンで見ることができる映像もあります!(こちらも描き下ろしイラスト!)
というわけで展示用イラストと映像用の描き下ろし枚数をみて、「イトウさん、思った以上に描き下ろし多いです……」と、思わずポロっと口から言葉が出てしまいました。
イトウさん、心配なのでしっかり寝てください。(笑)


■設営当日、どのお店も混雑で……!?

弊社の本を店頭に置かせていただけるということもありますが、こういった準備は好きなので積極的に手伝います。
イトウさんから預かっていた原画とサインを入れる用の複製原画を持って、高円寺に向かいます。みなさん、大量の紙って結構重いんですよ……。^^;

遠方から来られるイトウさんと高円寺駅で合流し、カフェやファミリーレストランなどへ向かうと、人、人、人……!? えっ、待ち時間30分以上!? あっちも? 滞在できるお店がないんじゃ……。(汗)
と慌てつつも過去に一度ランチで利用したことのあるお店を訪ねてみることに。
幸運なことに駅から離れていたこともあり、ソファ席とかもまだ空いている……!!
※広めのスペースが必要なので弊社集合にして、サイン書きしてから向かえばよかったなと思いつつも、お店での作業のほうが気分転換にもなることも。事前に予約をするのが一番ですが、このあたりは状況によりけりです。

夕方前ですが、お店柄、メイン料理かアルコールを頼んだほうが良さそうな雰囲気があったため、店員さんにデザートとドリンクだけでも大丈夫か声をかけます。

OKをもらえたので、早速、サイン書きへ。

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作品ごとに入れているサイン横のあしらいイラストですが、何十枚に1枚くらいの割合で異なるイラストも^^。遊び心たっぷりです♪

そして、あっというまに1時間半──
書き終えたのち、あったかいドリンクを追加して一息。この時、若干イトウさんに眠気が襲ってきたらしいですが(前日寝ていなかったようです)、むしろこれからが今日の一大仕事です。
気さくで親切なお店のスタッフさんにお礼を告げて(とうもろこし茶?おいしかったです!)、いざ設営へ。


■黙々と設営作業を終えて

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すてきな空間に仕上がりました!もう一方の壁には描き下ろしの原画が、ずら~っと展示してあります! 

店内、写真撮影OKですが、まだ原画展も始まったばかりなのでお見せする写真が少ないのはご容赦を。
決して作業風景を撮り忘れたわけではありません。

ところでみなさん、コレ↓ご存知ですか?

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コクヨから発売されている、はってはがせる粘着剤の「ひっつき虫」(矢印①)というものなんですが、パネルや小物など固定するときに使うのですが何度も使えて便利です。

あと隣にあるのは水平器(矢印②)です。他にもレーザータイプの水平器を活用しました。
設営に必要なおおまかな器具はクラウズさんにあるのでお借りしています。


■可愛いグッズに、ついつい手が……。

過去の原画展で販売していたものに加えて、今回新たに作成されたグッズも!

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複製原画の販売も。また、クラウズさんで書籍をご購入いただくと、作品ごとに1種類、ポストカードが特典でつきます。

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この巾着とか……めちゃくちゃ可愛いんですけど……!!
連れて帰ります。

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このトートバッグは、紫、ピンク、ミントブルー、ブルーの4色展開なのですが、クラウズの大久保さんに色のチョイスについて聞いたところ、「どの色も可愛くて……、色が絞れないので全部作ったんです」とのこと。「(*’▽’)テヘ」という心の声が聞こえそうです。(笑)
私はミントブルーが気に入ったのでこちらを手に……。

会期期間中のみ、クラウズさんのオンラインショップ(7月2日頃より)でもグッズ等、お買い求めいただけます。

* * *

■おわりに

帰り際のイトウさんに「今回の原画展、見どころは?」とお聞きしたところ、「いろんなタッチで描いた鉛筆画ですかね。やっぱり鉛筆っていいんですよ。やわらかい感じとか……」と、まじめに答えてくれつつも、「グッズが可愛いです」と言いながら笑顔で帰っていきました。

そんなイトウハジメさんならではの「視点」と「観察力」が詰まった原画展。「90センチメートルの宇宙」というタイトルに込められた想いと愛情が、1本の鉛筆から紡がれていきます。

イトウハジメさんの魅力をもう少し語りたかったのですが、今回はこのあたりで失礼します。また機会がありましたら……。
イースト・プレスから発売しているイトウハジメさんの作品最新情報や制作裏話、雑記などは、期間限定 作品公式アカウント:@itobooks_infoでも発信しております。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます!

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