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1月の色校が出そろいました!

「そもそも色校って何?」


色校とは、正式には「色校正」といいまして、著者やデザイナーさん、編集者などが、思った通りの色で印刷できているかを、実際の印刷を始める前に確認するための試し刷りのことです。カバーや表紙など、カラーで印刷するものは必ず色校をとります。絵本や写真集などのオールカラーの書籍では、本文ページも色校をとることがあります。


■1/17発売
『最新科学で身につける!ピッチング・バッティングの技術』

なぜ、大谷翔平は二刀流が実現したのか?
動作解析のアプローチで徹底解説!

すべての練習内容がQRコードから動画でチェックできます。
 
MLB6年目にして絶大な人気を誇る大谷翔平選手。野球少年たちのなかには大谷選手を目指す子たちが多く存在しています。野球指導者が、教え子の可能性を広げるための「フィジカル」「ピッチング」「バッティング」をバランスよく指導できるための必読書ができました!
ピッチャーの正しい投球フォームから、牽制球・変化球の投球法、バッターの攻略法、フィールディングまでを、大きな写真でわかりやすく解説。ピッチャーのトレーニング法と、肩やヒジのケアについても説明。バッティングの基本から、コース別や球種別、打球方向別、またバントなどの戦略的なバッティングの仕方やトレーニング方法までを、写真やイラストを多用して解説しています。

入稿3日前に大谷選手のドジャーズの移籍が決まり、急遽デザインを変更しました。
ま、間に合ってよかった~~。



■1/17発売
『1週間でみるみる体調がよくなる!毛細血管を若返らせるハンドケア&フットケア』

統合医療のエキスパートが伝授!不調が消え、免疫力アップ。
心も体も健康になるハンドケア&フットケア

毛細血管が増えれば、全身の新陳代謝が活発化するため、心もからだも健康になります。
おふたりの監修者は、本書のような手法で多くの難病を克服しています。
自宅ですぐにできるさまざまなハンドケア&フットケアをイラスト図解でわかりやすく紹介しています。
約半世紀の間で、日本人の平熱は37度台から36度台へと、約1度低くなったといわれています。 なかには35度台という人も珍しくありません。
ただ、35度台ともなるとがん細胞が喜んで活動する温度。
本書はさまざまな体調不良の原因を詳しく説明するとともに、 血流を促し、からだの内側から健康になる方法をご紹介します。

本書はオビを制作しませんでしたので、ひさびさにスリップをつくりました~。



■1/18発売
『メディアはなぜ沈黙したのか』

こうしてメディアは屈服した! 誰もが忘れているその力学を解く!!

世の中をもっとも騒がせたといってもいいジャニー喜多川事件。マスコミはスターを抱える芸能事務所に支配され、恫喝と忖度で口を閉ざし、結果、権力者による所属タレントへの性加害を長期にわたり放置しました。それは一方が悪いというより、そこには共謀の構図があります。どちらも自分の都合のいいように、お金儲けが出来る方にと、その営為は延々と続いていました。実はそのほとんどは報道されきたのに、みんな忘れています。過去に新聞雑誌などでの過去の報道を徹底調査、そのおどろくべき構図を解き明かした筆者渾身の書き下ろしです。

装丁は、鈴木成一デザイン室。
カバーに使用された紙は「OKブリザード 120g/m2」で、印刷面はザラザラの面の方。
表紙は「黒丸α 230g/m2」、見返しは「コニーラップ ブラック ハトロン判T目108kg」、別丁扉は「OKブリザード 80g/m2」で、こちらもまたざらざらの面が使われています。
70年代パンクロックのジャケットそのもののようにあカバーデザインとなりました。
内容を表してあまりにない、その特別な手触りをぜひ、書店で感じてみてください!



■1/18発売
『マンガアニメ展のデザイン』

マンガ・アニメ・ゲーム・特撮をいかに展示するのか

2019年、大英博物館で開催された「Manga」展では、つげ義春「ねじ式」をはじめ原画が多数、展示され、大好評を博しました。世界では、マンガの原画などがアート作品として評価され、ちょうど19世紀後半、浮世絵が海外に流出しジャポニズムとなったことと似た大きなうねりが生まれています。

そうした中、2004年、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館「おたく:人格=空間=都市」展や、2018年、ジャポニスム2018「MANGA←→TOKYO」展(パリ、後に新国立美術館で開催)などで国際的に高い評価を受けてきた著者が、これまで自らが企画展示した技法を開示すべく、可能な限り多くの図版を使って解説したものが本書です。

空間の設えから什器の設計にいたるまで、マンガやアニメの文化的特性に基づく展示コンセプトや展示法など、国内外の大小さまざまな展示の実践を、写真・図面などによって完全解説しました。
「何が展示されたか」ということだけでなく、「いかに展示されたか」に焦点を合わせた本書によって、日本の宝であるマンガ・アニメ・特撮・ゲームなどの展示の新しい未来を開きます。

カバーデザインは、鈴木成一デザイン室。そして本文デザインはDTPオペレーションも含めて、森川嘉一郎さんご本人が手がけています! ぜひ書店でお手にとってその密度の高さと深さを感じてみてください。


今月は4作品をご紹介しました。
是非、書店でお手に取ってご覧ください!

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