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デザインとコスプレ


デザインとはコスプレである。

課題文「デザインとは?」

1 そもそもデザインってなんだ?
私は高校時代、美術科でデザインを専攻していました。
ないものをつくる。
ほしいものをつくる。
あるものをよりよくする。
そんなデザインをしていきたいし、そんなコスプレをしていきたい。
少しだけ私とデザインとコスプレの関係性について書きます。

2 デザインとコスプレの共通点
デザイナーもコスプレイヤーも、「自分」が一番前に来ない表現者であること。
自分を表現するアーティストとは異なり、商品や空間や作品が前提としてあり、それをどう見せるか、魅せれるか。
映画の広告を打つのも、お菓子のパッケージを考えるのも、水族館をプロデュースするのも、好きなキャラクターになりきるのだってそうです。
常にひとつ前に作品があり、テーマがあり、愛がある。
キャラクターとそのバックボーンとストーリー性と、作品をリスペクトする気持ちと、表現したいという熱量の完成形です。
大好きなキャラクターをどう表現するか、素敵な商品をいかに素敵にプレゼンするか、どんな場所をデザインするか、どんな空間を創造するか、
“過程はドラマを描く”。
好きなキャラの好きなセリフです。このキャラのコスプレもしてみたい。

(下はコスプレを始めて間もない頃に撮ってもらったものです。お気に入り。)

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3 コスプレを定義してみる
コスプレ〈Cosplay〉はコスチューム・プレイの略である。
コスプレとはもともと舞台用語で、西洋で中世の時代風景に合わせてその時代の衣装を身にまとって表現することがコスチュームプレイと言われるようになりました。
それが時代をさかのぼって1980年代に漫画、アニメ、ゲーム、映画などの登場人物をイメージする衣装を着る行為を、コスチュームプレイを略した「コスプレ」という用語が当てられたのです。
(コスプレで世の中盛り上げ隊より引用)

4 デザインと私
私にとってデザインとは、生活そのものです。
デザインの仕事をして生計を立てているという意味ではありません。
朝起きて、歯磨きして、服着替えて、そういった日常の行動がデザインです。もっと広く言えば人生設計です。
人生をどうやったらより良く、そして幸せな今をどうやって持続させるか、今をどう生きるか。人は、動物は、それを繰り返し生活を営んできました。

5 人生をちょっとだけ良くする大きなアイデア
人によってはそのデザインのおかげで人生がガラッと変わったり、全く影響しなかったり。
高校二年生の時、コスプレにハマりすぎて勉強が疎かになり赤点を取りまくった結果、進級が危うくなったほどにコスプレが好きです。人生に影響を与え過ぎてますね。

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(上は補習を何とかクリアした直後に行った撮影です。最高。)


ちょっとした粋なアイデアが、たった15秒程度のCMが、たまたま手にした清涼飲料水のラベルが、誰かの心に響くということ。刺さるということ。動かすということ。
ほとんどの人が「あってあたりまえ」と思うことを、丁寧に時間をかけて作業する人がいるということ。
デザインは、かっこよくあってこそのデザインであってほしいです。

6 コスプレと私
「デザインはブラック企業だ。」
高校のデザインの先生が言いました。
とことんこだわる、とことん妥協しない。コスプレも同じです。
キャラクターの髪を徹底的に観察してウィッグを作り、衣装を調達して、気に入らなければ改造を繰り返し、メイクをひたすら研究し、キャラに近づけたとき…

───「コナンくんが三次元に出てきたみたい!」
そう言ってもらえたときの感動は今でも忘れません。
大好きなキャラの格好をして、撮影して、ひとつの作品として表現が完成したときの喜びは麻薬です。名探偵だけに。
どんどん良くしていこう、もっとあのキャラを私なりに作品にしていこうと試行錯誤します。
コスプレを始めたおかげで、ヘアカットやメイクのスキルも身に付きました。今度は衣装や造形に挑戦したい。
(下はコナンくんをしたときに一番好評だった写真です)

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7 デザインのスタンスを考える
デザインの仕事に就くには、モノをつくる事、絵を描く事が好きということはもちろん大切ですが、それ以上にコミュニケーションが重要視されると考えます。
今からしっかりとモノづくりに対する頭や姿勢をつくり、社会で活かせる力を身につけること。そして日常の中で触れるものを出来るだけ吸収して、様々な刺激の中でさらにスキルアップを目指していきたいです。

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※以上の文章は私がデザイン概論の授業で実際に提出したレポートです。



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