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夢から目覚めるには
意志と表象の世界では、まさに
心が意志であり
世界は私の表象であると語っている
やがては死すべき人間の眼を蔽ってそれを通して人間に世界を見させているのは幻影である。まやかしのヴェールである。
世界はあるとも言えないし、また、ないとも言えない。なぜなら世界は夢に似ていて、旅人が遠くから見て水かと思う砂上の陽光のようなものだし、また旅人が蛇かと思う投げ捨てられた縄にも等しいからである。
実生活は長い夢であり、その中で見る夢は身近な夢である。長い夢、短い夢のどちらも同じ連関を持っていて、長い夢と短い夢との間の連絡事務所は破壊されている。
寝てみる夢は現実と溶け合っている。
プラトンも人間はただ夢の中に暮らし、覚める努力をするものが真理を得ると語る。
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