双子座～魂につながる経験を渡り歩く軽やかさ

いつも占星学のクラスは時間がパツパツになってしまうので（いや、他のクラスもそうだけど）、番外編でホロスコープ研究をクラスの有志の人たちとやりました。

太陽双子座の人やアセンダント双子座の著名な人物をそれぞれ研究したものについて、いろいろ話をする会。

そんなこんなやっていると、双子座のもつエッセンスも見えてくるような気がします。

双子座は魂につながる経験の場を提供するという質をもっています。双子座は相反する対をなすもの、二重性、二極性も表しますが、二つのものを融合する、和解、平和、愛とも関連しています。

魂につながる道として、様々な経験の場を用意するのは、大いなる存在からの愛なのです。その経験が喜ばしいものであろうと、困難なものであろうと。

双子座の生まれか否かに関わらず、人間は、エデンの園で知恵の実を食べて、楽園から追放されたアダムとイヴのように、知的な好奇心によって、経験の谷に突き落とされ、多くを学び、視野を広げ意識を拡大し、ものごとに対する包括的な理解、つまり愛を体現していくのです。

そして、谷底に突き落とされることも知らずに、好奇心で行動できちゃうところが、ある意味、双子座の風のような、素敵な特質です。

双子座の季節もあと数日で終わりますが、夏至に頂点を迎える太陽の上昇とともに、重力の反対の軽やかな力が地球に働いているのを味わいたいと思います。花々が上昇しながらふわりと開き、鳥たちが風やシルフとともに宙に舞う様子に、双子座の軽やかなエネルギーをあと数日感じながら、夏至の日を迎えたいと思います。