火星と植物
『星々と木々』の中で、火星の樹木としてオークが登場します。
火星の持つ力は、空間に押し入っていく力と、急激にその勢いを止める力です。「急激な、成長とせき止め」と語られています。
オークの姿はその2つの力によってつくら、急激なせき止めによって、樹木は濃密で固い材になります。地のエレメントが強くなります。
ちょっとまて!火星は火のエレメントじゃないのか?という疑問が誰もが思うこと。
草本で言えば、ネトル(西洋イラクサ)は火星なんです。それは、感覚的にふ~んなるほど、と思える人も多いのではないかと思います。
火星のひとつの力の表れなのでしょう。もう一つのせき止め力は草本だからなのかあまり感じられない。でも、とげとげは、葉っぱになる力を押しとどめられたのかもしれません。
昨日、にゃんこたちと、雪の上を散歩しながら、周囲にある木々に働く火星の力を観察してみました。
そして今朝は机の前のボードに貼ってある、「青」をテーマに書いたパステル画をふと見たら、画面の向かって左にあるものが、樹木にしか見えなくなってきました。
で、ちょっと描いてみようかなと思い、パステルを取り出して描きながら、その木はオークになっていき、火星の天から働き、植物が空間へと押し入るように招きだす力と、それがせき止められ、濃密な根や枝をつくる力と、その二つを感じながら描いている自分がいました。
あくまでも、形を描くというよりは、色で描く感じなので、相変わらずぼんやりした絵ですが、自分の中では天からと地からと、2種類の火星が働いている感覚が湧いてきました。
このまま、また、放置しておこうと思います。何かが動き出すかもしれないので。
2024年2月5日