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占星学

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占星学とは、関係性の科学
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占星学は魂を解放するための叡智

Astrology アストロロジーとは星々の言葉 占星術や占星学という「占」という字を、どうしても使いたくなくて、ここ数年、秘教占星学から学んだひとつひとつの星座の持つエッセンスを「星々の言葉」として伝えてきました。何か他にいい言葉はないかと思ったのですが、それでいいんじゃないかなということに気づきました。 astroは「星」「宇宙」という意味で、語源はギリシャ語のようです。-logyは「言葉」「言うこと」「学問」「~論」。てことは「占」という字は入れる必要ないわけです。

牡羊座 聖なる意志と純粋性

今、太陽が牡羊座にある期間なので、情報としても牡羊座の話がよく出てくるし、講座の中でも牡羊座研究をしたので、牡羊座だらけの日々です。 牡羊座の美徳 そんな日々の中で、私の魂にとても響いたのは、牡羊座の根底には「なんか、もっと世界を良くしたい!」という根底から湧き出てくる意志のエネルギーのようなものがあるんだなということ。 そもそも、牡羊座は「聖なる意志」とか「神の意志」とかに関連する星座なのですが、そこが知識として「ふーん、そうなんだ」というところから、「あぁ、これなん

ホロスコープと人間そのもの

昨日は占星学研究クラスの今年度の1回目でした。今年から、その月のサインについて深めることと、そのサインに太陽がある著名人のホロスコープを研究する流れでやろうと思っています。 昨日は牡羊座研究と、太陽・牡羊座の人たちのホロスコープを見てみました。 ホロスコープと生身の人間の関係性をどのようにとらえて、ホロスコープを使うのか?というのはとても大事だと思っています。一歩間違えば、その人の意識の成長に対して害になる印象を与えてしまいかねないというリスクがあります。 前提として、

Astro-art#1 月 Moon

最近、自分のホロスコープから絵を描いている 今日は月をテーマにかいてみた 自分の月は蟹座の月 結果よりプロセスが大事なので プロセスを記録しておく 蟹座の月は水の中にある月 いちばん居心地の良い場所にいる月 水の中にすっぽり入って そのまま、まったりしていたい気分 水がゆらゆら揺れているのを感じながら 自分も水のように青く青く染まって そのまま潜っていたい 三日月を描いて青く塗った 光を受けとめない三日月 青い世界を描き続けながら だんだんと水の中に沈んでいく そ

Astro-art#2 水星 Mercury~ヘルメスとアポロンのワーク

今日は水星に取り組みました。 太陽や月と違って水星は実感として感じるのが難しい天体です。 見たことがある人も少ないと思います。 なぜなら、太陽のすぐ近くを回っているので、太陽が沈んだ直後や登ってくる直前にしか見ることができないからです。 体感的にはよくわからない水星についてアートワークをする前に、以下のことをおこないます。 水星という天体に意識を合わせていくために、水星の特質について調べる。その後に水星の神であるヘルメス(ギリシャ神話)を聞いて、そこからのイメージをパ

そういえば、秘教占星学との出逢い、について

「しかしながら、特定の月に生まれた人間のホロスコープを作成するとき、現在、その月と宮が全く一致していないということを覚えておくべきである(実際には覚えられていることはほとどないが)。例えば、実際には8月に太陽は獅子座にはない。したがって、天宮図の正しい解釈は、主にサイコメトリーによるものであり、占星家たちが幾時代にもわたって築き上げてきた星座についての想念形態に依存している。エネルギーは思考に従うのである。数千年にわたって、あるタイプのエネルギーとその結果としての質料と形態へ

占星学クラスの方向性について

星とアロマテラピーについての学びから始まって、なんだかんだと占星術、占星学とのご縁があるのですが、あまり自分のメインの仕事とは思っていませんでした。 しかし、エネルギー的な観点で探求すればするほど、全ての土台がここにある、ということに気づきます。 ただ、ゴールには遠くてなかなか辿り着かないものでもあります。辿り着こう、理解しようというプロセスで、今まで疑問に思っていたことの答えが見つかり、そうしていくうちに、いつの間にか最初に目標としていたものを超えていることに気づくこと

エメラルド・タブレット

エメラルドタブレットは占星術やタロットなど古代の叡智について学んでいると、必ず目にするものです。難解で読めなさそう~、というイメージで、あまり関心を持ってこなかったのですが、なんかちょっとわかるかもな感じなので、メモ代わりに貼り付けておきたいと思います。 ウィキペディア先生によれば、ニュートンが訳したものがあるそうな。 Wikipedeia エメラルド・タブレット 秘教研究をしている人にとっては、珠玉の言葉だらけですね。 本も売ってるけど、手が回らないので、もうちょっと

金星と二人のアフロディーテ

金星と言えば、愛と美の星・ヴィーナス!と言いたくなりますが、ヴィーナス、ウェヌス、アフロディーテの神話をみても、あまり面白くなく、金星のイメージとそれを結びつけるのって、なんかちょっと物足りないし、腑に落ちないと思いました。 金星って、確かに愛の星で、恋愛とか、金銭とか豊穣などをあらわしますが、秘教的には、全く違う質を持っているのです。金星は科学の星。明晰なマインドをもって世界を見るという感じです。 私は、科学っていうのは、宇宙の真理(の物質面だけか、今のところは)を知る

Astro-art#3 金星~二人のアフロディーテ

占星学でアートワークのクラスの今期分は今日で終了しました。全4回、占星学の基本を学んでいただいたみなさんと、手を動かすこと、色や動きを通して、天体を感じるという試み。 今日は金星をとりあげましたが、昨日書いたアフロディーテについての考察をもとに、金星の二面性について、描きながら感じていただきました。 4回にわたっておこなってきたクラスですが、手を動かして、何かに集中して描くことによって、大きな気づきが得られるということを実感した時間となりました。 占星学クラスの方向性の

占星学を魂の探求ツールにする

3月下旬より、2022年の占星学クラスがはじまります。魂の探求ツールとして占星学を使っていくことを指針としています。「自分に必要かも」と感じた方をお待ちしています。 ●【動画配信】星々の言葉に触れる会2022(3月21日~) https://www.facebook.com/events/463932945226889/ いちばん近いところは、3月21日の「星々の言葉に触れる会」です。 毎月、太陽が星座を移動するときに動画配信をします。12星座が持つ本当の意味を秘教占星学

牡牛座からの学び~欲求・熱誠・意志

牡牛座はすべての意識の界層の欲求と関わっています。 欲求は低次においては物欲や権力欲など利己的な表現となり、魂世界に反応しはじめると、霊的な成長に目が向き熱誠となる。そして、自分が何のために生きているかを知り深まり行く中で、そちらに行くのだ、という意志の力が強まります。 「現在、シャンバラのフォースが世界に流入し始めているため、人々は神の意志のもう一つの解釈を求めている。神の意志は、これまでの盲目的な受容、強力で逃れることのできない神意という不可解な命令のやむを得ない受け

星々の言葉 覚書

何年も前にEsoteric Astrologyという本を手にしました。なぜなら、そこに書かれた一節を何かで目にした時に、私の占星術に対する疑問への答えがあったからなのです。しかし、日本語訳がなく英文だったのと、秘教的な前提知識がないと全然歯が立たないことがわかり、積読に。 Esoteric Healingのプラクティショナートレーニングを受けたのも、占星学の本読みたかったからという理由もあったのですが、すっかり忘れていて、コロナ禍のひきこもりの時に、あ、そうだと思い出し、ち

双子座☉期の満月

雨が続いたあとの満月なので、心なしか、気温は低いけれど、植物たちがグーンと成長している気がします。来週は、もう夏至を迎えますね。 太陽が双子座にある時の満月は、双子座のエネルギーを捉える時でもあります。一般的には月は反対極の射手座にあるので、射手座の満月と言われますが、魂の視点から見ると双子座を意識する時になります。 双子座はご存じギリシャ神話のカストルとポルックスの兄弟がモデルとなっていて、不死の命を持つポルックスと、有限の命のカストルの兄弟です。これはメタファーとして