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教え子からの挑戦状


2年前の富士山頂を目指す自転車旅旅に参加してくれた和温から手紙が届きました。この手紙が僕がこれから向き合う大きなモノへのキッカケとなります。
そんなお話です。

彼女は自慢の教え子です。はじめて彼女に出会ったのは、彼女が通う小学校での講演会。

講演会を終えたあとのささやかな夕食会にやってきた彼女は、いきなり僕に向かってこう言いました。

「私まさやんが講演で話していた自転車旅に参加することに決めました。なので旅に必要なものを教えてください」そう言って、ノートと鉛筆を持っているのです。

そのまっすぐさに心を打たれたとともに、この子と一緒に旅ができたらいいな、そう祈ったのを覚えています。


彼女はそれから旅の参加費を生むために、どうしたらいいかを考えてマクラメと呼ばれる天然石などを編みくるんで作るアクセサリーを習って作りはじめました。そしてそれをお母さんのFacebookでオーダーを受けて売りはじめたのです。

そこには僕にはなんにも関わっていなくて、ある日ぼくのタイムラインにその投稿があがったときにまた心が大きく動き、多くのかたに届くようにシェアしました。


そうして彼女はぼくの旅に参加してくれて、一緒に富士山頂までゴールすることができました。それからもずっと和温と家族みなさんとの付き合いは続いています。

かあちゃんは「和温ちゃんはほんとあの旅で人生を変えたと思う」といつもおっしゃってくださいます。和温は僕の仲間たちのところにも行って仲良くなったり、それから先日は自分の夢である小児科医をしている人は友だちにいないかを連絡してきて、僕の東京の仲間のかおるこさんを紹介して、zoomであれこれと尋ねることができたそうです。


さて、前置きは長くなりましたが本題です。
和温から挑戦状が届きました。いや、僕がそう解釈しただけでお手紙が届きました。そこには焙煎された珈琲豆が添えられていました。

手紙には簡単に説明するとこうあります。

・それは東ティモールという国のこと
・この国は長くインドネシアから侵略されてきた
・けれどそれに屈しず話合いという手段で向き合い続けた
・それが実って独立を果たした
・多くの若者が亡くなってしまったけれど、東ティモールはいまコーヒーを作って
がんばっている
・まさやんにはたくさん知り合いがいるのでこのことを広めてもらいたい

それは僕にとっては新たな世界というか、挑戦状というか。
これまで僕は自分でいつでも次に向き合うテーマを作って行動してきました。
けれど今回は僕の教え子である和温からお願いと言うカタチで次のテーマがやってきた。

僕には自分が行ったことのある国のコーヒーを扱うルールがある。
それはその国への思いをしっかりと自分がカタチづくって向き合うことができるから。
けれども今回のこの東ティモールにはすでにそこに思いがカタチとなっている。
それは和温の思いだけれど、それに自分は大きく心動かされている。


そうして、そのあとには実はめちゃんこドラマのような、映画のような鳥肌の立つ出来事があって、ある日突然うちに東ティモールのこの歴史を描いたドキュメンタリー映画「カンタティモール」のDVDがやってきて、その映画を見て僕は細胞がザワザワしました。

いま僕が行きたい国ナンバーワンはこのひとつの出来事により東ティモールになりました。
そしてこの映画にも関わり、現地のコーヒー農園を支援している日本のNPOパルシックさんにこの和温の手紙のこと、自分の思いを書いた手紙を送り、東ティモールのコーヒー生豆を仕入れることができるようになりました。


新たにはじまった僕の思い描く物語。
それは旅する焙煎機を自転車に積んで、飛行機でビューンと東ティモールに飛ぶ。
空港から自転車でコーヒー農園に走っていきます。
現地の人と一緒にコーヒーを摘みます。
それを僕が旅する焙煎機で焙煎して、現地のみなさんと一緒に飲む。

行動だけ書けばそれだけのこと。
けれどもそれはこの手紙を受け取ったときからはじまる壮大な物語。
これからこの豆をみなさんにも届けますので、どうか僕たちの物語にあなたにも
参加してもらいたいのです。

*旅する焙煎機で焙煎した東ティモールコーヒーのコーヒーをお届けします。
本日よりオーダー受付開始しました。
https://www.earthride.jp/goods/

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西川 昌徳(にしかわ まさのり)

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