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◆不思議な駅の不思議なカフェ2


このお話は私が26歳位の時からみ始めた
変な駅とそこにあるカフェのマスターとのお話です。私は人生で悩み事が深くなるとどうにもこの場所に行ってしまうみたい。
なんとなく中間地点を私のイメージで具現化した場所で実際にあるかどうかは不明ですが
同じような場所を体験した事がある方もしかするといるかもです。

まあ、いつも通りあくまでこれは私の世界観のお話
あなたの世界観と全く同じ事はあり得ません😅
ピンときたものだけ持っていってください。

それではみなさま

「行ってらっしゃいませ」(*'▽'*)ノシ












★名前がないカフェ ー2ー

チリンチリン🎶
扉には鈴がついていたようで
高い綺麗な音がその場に響いた

「「いらっしゃいませ」」

店に入ってすぐにマスターの男性と
可愛いを具現化したような18歳位かな?
と思われるショートカットの元気な女の子がいた

「お好きな席へどうぞ」

店内は混み合っているわけではなさそうだったので
恐らく4人用だと思う外から見えた大きな窓のソファーのBOX席へいこうかな

「1人なんですが窓のある席使ってもいいですか?」
「いいですよー」
「ありがとうございます」

私はホームが見渡せる大きな窓のある席へ移動した
荷物を席に置き、ソファに深く沈み込んだ

(疲れたなあ…何時ぐらいに家着くかなあ)

しばらくぐったりと座り外を眺めていた
ホームには1人もいない状態が続いていた

(変な駅…)

「お水とこちらメニューになります」
「あ、ありがとうございます」
「お決まりになりましたらお声がけください」

(いけないいけない、ここがどこかきかないと)

席を離れようとしていた女の子に声をかけた
「あのすごく変な事言うんですけど、私○○駅ってところに行く予定だったのですが、なんでかここにいて…ここってなんて駅名ですか?」
「…?」
彼女は首をコテンとかわいらしく傾け頭の上には
はてなが飛んでいるように見えたがしばらくすると急にはてなが消えた

「ああ!なるほど迷い人さんだ!私、初めて会った…マスター!」

いったい彼女は何に納得したのだろう
まあいいや、知っていそうなマスターを呼んでくれたみたいだし

「やっぱり店に入ってきた時に変だと思ったんだ、あんた迷い込んだな」

そう声をかけてきたのはこの店のマスターと呼ばれた男性だった。
30代後半位かなあ、かなり身長が高い事がぱっと見でわかり、肩まであるウェーブがかった髪を後ろに1つでまとめており、ハンサムな部類に入るのは間違いない容姿をしていた。

ちなみに私の好みではない。

「えっと、どういう意味ですか?迷子ではあるかもなのですが」
「迷子なんて可愛いものではないな」
「…すみません、わかるように説明してもらいたいのですが」

どうも話が噛み合っていないようにしか思えないが
ここで諦めると家に帰れない可能性もある
…頑張れ私

「まず、ここはあんたが言うような駅じゃない」
「はい?」
「だから駅名はないが、以前来たやつが『中間地点にあるから中間駅』と言っていたな」

「わからないって顔してるな」
そう言ってマスターは苦笑した
さっきからいったいなんの話をしているのこの人

「駅じゃないって事はわかりました、じゃあ○○駅にはここからどういったいいんでしょうか?」
「一番大事な部分が分かってないことがわかった、その駅にはここからはいけない」
「…いや、なんでですか?」

そしてこの後、私はさらに耳を疑うことを言われることになった














「ここはあんたがいる世界とは別の世界だからだ」









ここまで読んでくれてありがとうございます。
また次のお話でお会いしましょう(  `◟ 、)

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