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220315 液肥 えひめAI-2/EM菌/魚粉

左から
骨粉液肥、えひめAI-2、EM菌液肥

年の初め、液肥作りに挑戦しました。
えひめAI-2、EM発酵液、骨粉液肥の3種類です。

植物は根から水分や栄養を吸収します。根から吸収する栄養分は固形では吸収できません。固形の肥料を与えても、土の中の微生物たちが分解したものを根が吸収します。液肥であれば、根からの吸収効率も高く、肥料代も安上がり。同じ肥料ばかり与えていると病気になりやすく、土の成分も偏ります。土の中の微生物を多様化するために、植物性(例:油かす)、動物性(例:鶏糞)、魚系(例:骨粉)を年毎に替えることが必要。それならいろいろ混ぜた肥料を作って畑に入れよう!ということで、液肥作りに挑戦しました。

えひめAIを作るついでに生ごみを分解しやすくするEM菌粉末、魚粉骨粉肥料も液肥にしてみました。

●えひめAI-2
材料:納豆10粒、飲むヨーグルト160cc、ドライイースト9g、三温糖160g、35度のぬるま湯、2Lペットボトル

作り方:

①納豆10粒とぬるま湯をミキサーにかける。

②飲むヨーグルト、ドライイースト、三温糖を続けて投入。

③できあがった液をペットボトルに分けてぬるま湯を注ぐ。

*発酵するのでぬるま湯は少なめに、蓋はゆるめておく。


●EM発酵液、骨粉液肥(こちらは発酵促進のために米糠を使用しました。)

材料:EM菌粉末大さじ3、米糠大さじ3、三温糖大さじ1、ぬるま湯

作り方:すべてペットボトルに入れて混ぜる。

EM、魚粉両方とも同じ分量で作りました。

注意点は上記と同様です。

骨粉液肥
えひめAI-2
EM菌液肥

他に濃いめのえひめAI -2、EM魚粉合体液肥も作りました。
クーラーボックスに入れて暖房のきく場所で3週間保管。一日一度ゆっくり混ぜ合わせます。激しく混ぜると発酵が激しくなり爆発するので注意。
発酵の音がしなくなり嫌な匂いがしなければ完成。えひめAIは日本酒のような香りがします。

2か月をめどに使い切ります。今回作ったものは、春先の畑起こし、畝立てに使用したいと思います。
冬場に作る場合はサーモスタットや電熱線を用いて保温した方が菌たちの活動が活発になり、発酵が早まるのですが、温度が低くても無事に発酵しました。時間はかかりますが。


●実験?

畑に使用する前にどんな変化が起こるか調べたくて、畑の土にそれぞれの液肥を混ぜ、放置してみました。冬の寒さで凍りついてしまいましたが、溶け出す時に驚くべき発見が!
EM菌液肥と魚粉液肥、米の研ぎ汁を入れた土の方が、氷が溶けていたのです。
えひめAI-2はいろいろな菌が入っているので温かくなりやすいかと思いきや…。
お米の力恐るべし。
米糠がよかったのか、改めて調べてみようと思います。

上:同じように陽が当たる屋外で保管。左上二つがえひめ。
下:左がEM、右がえひめ
拡大。えひめちゃんはカチコチです。

液肥を作物にあげたところ、下の写真のように翌日には変化が見られました。これから作物の様子を見ながらあげいきたいと思います。

100倍に薄めたえひめ、EM、魚粉をあげた玉ねぎ
何もしていない玉ねぎ

最後までお読みいただきありがとうございました。

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