お金のいらない国

先日、論語と算盤をテーマとしたトークセッションのゲストの長島龍人さんが、彼の著書でもある『お金のいらない国』を落語で演じていらっしゃいました。


テーマは二つあって、一つは『お金の存在しない国』もう一つは『結婚制度の存在しない国』です。


もしかしたら賢すぎる頭の方は、この落語を楽しめないかもしれませんが、特に『お金の存在しない国』というのは究極の問い立てで、そういう問いから発生するモノやコトの開発こそスペキュラティブデザインであるとぼくは考えます。(※スペキュラティブデザインは上手く説明出来ないのでググっていただけたら学びです)


実は長島龍人さんは元々アートディレクターでデザイナーさんなので、こういった想像的仮説思考を楽しめる方なんだなと思います。

最終的に、お金が世界から存在しなくなることは、何年、何十年レベルでは現実的ではありませんが、未だこの資本主義社会で生き、それでもこの地球をもっと共有、共感、共創で豊かにしたいと思うとしたら、ぼくが大切にしたいと改めて感じたことを二つ

ひとつは
決して独り占めしようとしないこと。

そしてもうひとつは
たくさん受け取り、たくさん与えること。


そんなおおらかで優しさに満ちた
循環の一部で在りたいということです。