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反復と平和

こんにちは。りかりかです。

先日、滋賀県近江八幡市にある「ボーダレス・アートミュージアム NO-MA」さんにて開催されている企画展『反復と平和ー日々、わたしを繰り返す』を観にまいりました。

NO-MAさんは、障害のある人たちによる造形表現や現代アートなど、様々な表現を紹介していこうというコンセプトを掲げた、社会福祉法人運営の美術館です。

今回の企画展を拝見し、同じような(しかし一つひとつ違う)絵があったりだとか、"毎日"の違いの美しさを感じることができました。

私は一年前、放課後等デイサービスでボランティアをしていました。
障害をもっている子どもたちの中には毎日同じ遊び道具しか使わない子も少なくありませんでした。
飽きないのかな、その生活は楽しいのかな、、。
失礼極まりないですが、そう思ったこともあります。
でもきっと、毎日違う気持ちでその遊びをしていたかもしれないし、何か違う楽しみ方がきっとあったのでしょう。今回でやっとプラスに捉えることができました。

みなさんは、日々を大切にできていますか?

今はあまり思わないですが、高校生までは7日間のループを過ごしていると思い生きてきました。月曜日からは週末までのカウントダウンをして過ごしていました。曜日で一周する時間割。授業はいつも時計とにらめっこ。
いつのまにか一週間は終わり、一か月が終わり、一年が終わり、卒業していて。

そんな生活を過ごしていると、何度も将来が不安になって、将来の自分を信じてあげられなくなって、根拠もなく悲しくなって、、泣いた夜は数えられません。(笑)
そんな不安は今でも変わらずです。

ですけれど、実は毎日違うんですよね。天気が違ったら気持ちも違うし、高校時代までは毎日電車に乗っていましたけれど、毎日同じことをしているとは限りません。電車で寝ていたり、期限間近の宿題を慌ててやっていたり。
友達が欠席して悲しくなった日もあるし、逆に幸せな気持ちで帰宅することもありました。電車で泣いて不思議がられた日もありました。

全部、宝物ですね。
全部、美しいなあ、、。

結局、こう思うことが平和なのではないと思います。

悲しくても、不安になっても、笑っていても、
振り返ったときとか少し距離を置いてみたときに、「大丈夫だよ」って微笑むことができたら、それは平和なこと。


今、苦しんでいる人はどこかにいると思います。
すべての人が平和ではないかもしれません。
これから宿す命たちのなかにも、、

気持ちはすべてはわかり得ないと思うけれど、一緒に泣いて一緒に笑える人になりたい。

みなさんの毎日が美しかったらいいです。

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